宅建・史上最年少合格者の父による宅建合格ブログ

宅建・史上最年少合格者(当時小6)の父による宅建合格ブログです。これから宅建士試験にチャレンジする方々(特に独学で頑張っている人)に、最短距離で合格を勝ち取るためのノウハウを提供します。ぜひ一読してみてください。

95%理論~負のカラクリ

──はじめに

私はこれまで自身のブログ記事の中で、宅建試験に合格するためには、一問一答や四択の過去問集の正解率を最低でも95%以上にするように主張してきた。

これは幸いにも数多くの受験生に支持され、DM等で、合格された方々からの嬉しいメッセージもたくさんいただいた。

反対に少数ではあるが、95%の正解率を達成したにもかかわらず合格できなかった受験生も何人かいた。

そういう場合、合格点まであと1点か2点足りなかったケースがほとんどだが、中には30点に届かなかった人もいる。

1点か2点足りなかったケースでは、詰めの甘さが主な原因かと思われるが、30点に満たなかったケースだけは解せない。

過去問の正解率が95%あるのに、本試験が20点台なんてあり得ないと思ったからだ。

本当に95%に届いていたのだろうか?

そう疑ってはみたものの、その受験生から送られてきたDMの文面をみる限り、とても嘘をついているようには思えない。

いろいろと原因を考えてみたが、明確な答は未だに出てこない。

ここから先は、僅かに合格点に届かなかった人を含め、原因として思い浮かんだこと、私なりに考えたことをいくつか洗い出してみることにした。

──考えられる原因を探る

【その一】

一番考えられるのは、その設問の答の解説をよく読まず、一問一答ならば◯✕を、四択過去問ならば正解番号を言い当てることに終始してしまうことだ。

各設問の内容を理解しなければならないのに、内容よりもスピード重視と言わんばかりに、◯✕ないし正解番号を言い当てることに価値を見出だしてしまう。

いや解説には目を通したのかも知れないが、内容が頭に入っていないか、その後にすっぽりと抜け落ちてしまったケース。

そんなやっつけ仕事のような状態で95%という数字だけをクリアできても、本当の意味で力になっているとは言い難い。

【その二】

いくら過去問の正解率が95%に達していても、本試験まで何ヵ月も過去問に触れない時期があったら元も子もない。

早い時期に95%をクリアすることが悪いわけではないが、メンテナンスをせずにほったらかしにしていたら記憶も薄れてしまう。

例えば7月の願書提出時に正解率が95%だったとして、その後、本試験までテキスト&予想模試のみで一切過去問に触れてこなかったとしたらどうなるか?

こんなケースにまで、本試験後に「過去問の正解率は95%だった」と主張するにはさすがに無理があるだろう。

少なくとも本試験の2週間前の時点で、過去問の正解率95%以上は確保しておいてほしい。

2週間が一つの目安となる。2週間を超えたら記憶の維持が難しくなるからだ。

【その三】

過去にブログにも取り上げたことがあるが、Tripsという宅建アプリがある。

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.trips.shikakutakken

そこでは問題が5問で一区切りとなり、5問正解だと満点がカウントされ記録に残る。

初めは2問か3問しか正解していなくても、何度か繰り返せばすぐに5問正解となり、気分を良くして次の5問に移る。

こんな調子で最後まで続けていけば、最終的には5問セットの問題すべてが正解となり、正解率も100%として記録される。

だが、この記録をもって過去問の正解率95%以上達成、とはならない。

そんな小刻みに問題を解いていけば、95%なんて誰でも達成できるからだ。

その状態から、再度全問を一回だけ通し、それで正解率が95%以上ならば問題ない。

小さな単位での正解率は、全体の正解率とは異なる。初めから終わりまで、一気に通しての正解率ならば本物だといえる。

この理屈は紙媒体にも当てはまる。

例えば権利関係の分野別は、通常20項目前後に分かれているものだが、それらの小項目での正解率が各々95%に達していたとしても、全体を通した場合とは違う。

小項目で95%だったとしても、全体を最初から解き直してみたら正解率は80%を下回っていたなんてことはざらである。

私が主張する95%以上とは、小分けした正解率ではなく、最初の問題から最後の問題までを一気に解いた場合の正解率である。

一問一答ならば1冊丸ごと最初から最後まで、ウォーク問のような3分冊の分野別過去問ならば、それぞれの分野を一気に通す。

その結果として正解率が95%以上に届いていれば、95%をクリアしていたと言える。

──おわりに

一問一答や四択過去問の正解率が95%に達していたにもかかわらず、合格点に届かなかった人は、これらの例のどれかにあてはまるのではないだろうか?

95%というのは数字上の目標であり目安であって、絶対的な基準ではない。

内容が伴ってなければ意味をなさないし、間が開きすぎていても、本試験から離れすぎていてもダメである。

答の◯✕や、正解番号を言い当てるだけで力になるはずがない。そんなやり方で100%の正解率を叩き出しても空虚なだけだ。

問題を解いたら、答を覚えるのではなく、しっかり解説を読んで理解する。各肢の論点を、理解を前提に頭に叩き込むのだ。

そこまでやれて、ようやくその設問をモノにしたといえる。

95%以上の正解率というのは、単に数字だけではなく、内容を伴ってこその数値である。

その両方が満たされたとき、初めて自身の血肉となり、合格を勝ち取る武器となるのだ。

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