宅建・史上最年少合格者の父による宅建合格ブログ

宅建・史上最年少合格者(当時小6)の父による宅建合格ブログです。これから宅建士試験にチャレンジする方々(特に独学で頑張っている人)に、最短距離で合格を勝ち取るためのノウハウを提供します。ぜひ一読してみてください。

初学者を悩ます2つのギャップ

──第一のギャップ

勉強法の流れはざっと次のようなもの。

①テキスト→②一問一答(過去問)→③分野別過去問→④模試→⑤本試験

中でも重要なものは②と③である。

初学者ならば、当然のことながら、まず①のテキストから入った方がよい。そして小分けした項目ごとに①と②を行き来する。

しかし多くの受験生は、ここでつまずく。テキストを読んでも、一問一答(過去問)が解けないことがあるのだ。

単にテキストに、過去問の論点が載っているか載っていないかだけの問題ではない。

テキストというのは、初学者でも理解できるように、内容をかみ砕いて説明しているものが多い。ところが過去問はそうではない。

Twitterなどで、

「テキストを読んでも過去問が解けない」

という声をよく目にするが、そういうこと。テキストと過去問の間にはギャップがある。

言い回しの違いというか、テキストは初学者でも読みやすくするために手を加えることが可能だが、過去問はそうはいかない。

私はこれを、かつて『らくらく宅建塾』(宅建学院)を読んだ後に実感した。

このテキストは文章が砕けていて取っ付きやすい反面、姉妹品の『過去問宅建塾』を解こうとすると大抵の人は面食らう。

過去問が恐ろしく難しく感じるのだ。

これが初学者の方々が出くわす最初の試練、最初のギャップ(第一のギャップ)である。

解決策としては、これはもう過去問の言い回しに慣れるしかないと思う。

──第二のギャップ

最初のギャップを何とか乗り越え、過去問学習が軌道に乗ってきた頃に、受験生の多くは模試を受けるようになる。

模試には、資格スクールで受ける本格的なものから、書店で購入できる市販模試までいろいろあるが、予備校主催の「オープン模試」を一度は受けておくことをお勧めする。

オープン模試とは、資格スクールの塾生でなくても受けられる模試のこと。誰でも受けられる模試だからオープン模試というのだ。

7月中旬にLEC主催の「ゼロ円模試」が行われるので、多くの受験生にお勧めしたい。

https://www.lec-jp.com/takken/moshi/trial/

過去問を何度も繰り返し、正解率が8割に乗ってきたとしよう。年度別でいえば40点だ。

通常、宅建試験は7割を超える得点があれば合格できる。昨年は10月試験が38点、12月試験が36点だった。でもこれは高い方だ。

直近10年の合格点の平均は、34.6点である。

過去問で40点に届いていれば、どの年の合格ラインよりも高く、合格は間違いない、、

そう思うだろうか?

試験には「焼き直し率」というものがある。特に宅建試験はこの焼き直し率が高く、過去問学習を避けて通れない理由でもある。

焼き直し率について考察する®️
https://www.paparing-takkenshi.com/entry/2020/02/15/115205

ここ数年、宅建の焼き直し率は8割に届くこともあったが、平均すると7割ほどだ。

オープン模試はもとより、市販模試の多くはそのへんも考えて作られている。焼き直し問題が7割、初出の問題3割という具合に、、

焼き直し問題は、過去問をマスターしていれば普通に解けるもの。初出の問題は、ほとんどの受験生が目にしたことのない論点なので、正解率も50%に満たないことが多い。

先述したように、過去問の正解率が8割だったとしよう。その人がそのまま模試を受けた場合、40点に届くことはまずない。

焼き直し率7割の計算式はこうだ。

50×0.8×0.7+α=28+α

初出の問題が3/15正解なら、

28+3=31点

初出の問題で6/15正解したとしても、

28+6=34点

にしかならない。

つまり過去問40点の人が模試を受けると、

28+α=31~34点

しか得点できない計算だ。これこそが第二のギャップ、すなわち「模試の洗礼」である。

計算上は、過去問の点数より6~9点のマイナスだが、人によっては10点以上のマイナスになることも十分にありうる。

また仮に過去問が48点だった場合、

50×0.96×0.7+α=33.6+α

となり、

33.6+α=36.6~39.6点

と昨年の合格ライン付近に到達できる。

あとは学習の精度を高め、周辺知識を押さえれば40点オーバーが現実味を帯びてくる。

周辺知識について
https://www.paparing-takkenshi.com/entry/2021/04/16/190857

実際、40点を超えて合格する受験生は、このレベルにまで到達しているもの。

宅建試験の合格率が、15~17%程度しかないという現実を直視してほしい。

合格する人は、生半可な勉強で終わることはない。過去問のマスターは当然として、その上で自分に何が足りないのかを見極め、周辺知識もしっかり押さえてくる。

そういう志の高い受験生が、宅建試験の合格圏内にひしめいているのだ。

「過去問を95%以上正解するなんてムリ」

「合格点ギリギリを狙えばよい」

そういうメンタルの持ち主だと、宅建合格は厳しいと言わざるをえない。

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