宅建・史上最年少合格者の父による宅建合格ブログ

宅建・史上最年少合格者(当時小6)の父による宅建合格ブログです。これから宅建士試験にチャレンジする方々(特に独学で頑張っている人)に、最短距離で合格を勝ち取るためのノウハウを提供します。ぜひ一読してみてください。

問題別・宅建ピラミッド

──勉強をする順序

まずテキストをさらっと読み、次いで該当箇所の一問一答(過去問ベースのもの)を解く。宅建が大きく4つの分野に分かれているからといって、各分野ごとにテキスト→一問一答の順に勉強していくわけではない。

例えば権利関係。テキストをすべて読んだ後、同じ権利関係の一問一答を解く、という手順が非効率的だと言っているのだ。

テキストの種類にもよるが、全体が40~60項目ぐらいに分けられているのが普通である。その小分けされた項目の一つをテキストで読み、それに該当する部分の一問一答を解く。

LECの『とらの巻』でいえば、権利関係は27項目、宅建業法は21項目に分けられている。

それらの項目の一つをテキストで読んで、それから一問一答に移るわけだ。もちろん、ページの若い方から順に消化していった方がいい。

また権利関係から始まるテキストと、宅建業法から始まるテキストの2通りがあるが、私は権利関係から始めた方がいいと思う。

難易度は権利関係の方が高く、その後に宅建業法へと進んだ方がスムーズにいく。これが逆だと、次の権利関係のハードルの高さに疲弊してしまう可能性があるからだ。

テキストを読んでから一問一答に移っても、すんなり解けるとは限らない。テキストより過去問の方が、総じて難易度が高いからである。

とはいえ、ここでもたもたしているわけにもいかない。解けても解けなくても、とりあえず答の解説を読む。理解できるまで読む。

解説を読んで意味不明の場合は、テキストに戻って理解できるように努める。この手順を踏んだにもかかわらず、理解できなければ先に進む。その際、問題番号に✕でも付けておく。

そういう問題は、何度か繰り返していくうちに、どこかで突然分かるときが来るもの。それを信じて、どんどん先に進んでいく。

テキスト→四択過去問の順に勉強している人も多いが、テキスト→一問一答の方がサクサク進むし、一つ一つの肢を細部にまで分析できる。

一問一答を介さずに、いきなり四択過去問から始めてしまうと、正解肢以外の肢をおろそかにしてしまう可能性がある。

例えば正解肢が1番だった場合、2~4の肢をしっかり分析せずに流してしまうかも知れないのだ。4番の肢が、試験対策上、最も重要な肢だったのかも知れないのに、、

そして一問一答の正答率が95%以上に達したら、次は四択過去問に移る。ここでいう四択過去問は、年度別ではなく分野別だ(注・年度別が絶対にダメというわけではない)。

LECの『ウォーク問』に代表される分野別過去問の方が、同じ項目の問題に集中的に触れることができるため、年度別より知識が頭に定着しやすい。

分野別は各年度の点数が出せないからモチベーションが、という意見もあるが、その代わり正解率を出すことができる。

各年度の点数よりも正解率の方が精緻だし、分野ごとにそれを計算できる点もいい。

そして、この一問一答→分野別過去問という学習の順序が、私がかねてより主張してきた「勝利の方程式」となるわけである。

勝利の方程式とは?
https://www.paparing-takkenshi.com/entry/2020/02/11/011433

勝利の方程式は、理論と実践の2つが成り立って、ようやく完成するものだ。

理論とは、一問一答→分野別過去問の学習の順序のことであり、実践とは、その両方で正解率95%以上を達成することである。

──模試の位置付け

一問一答の正答率と分野別過去問の正解率が、ともに95%、いや、最低でも90%を超えてからでないと、模試を受けても散々な結果になる。

この場合の模試は、市販のものでも、予備校のオープン模試でも構わない。

仮に、四択過去問の正解率が80%で、模試に初チャレンジした場合、恐らく30点そこそこの点数しか取れないはずだ。

もちろん、それには理由がある。

模試とは、本試験を模して作られた試験のことをいう。そして宅建試験の場合、過去問の焼き直し率がおよそ7割だ。模試もそれに則って作られている。

年度別で40点の人が模試を受けた場合、

 50×0.8×0.7+α=28+α

の計算どおり、30点そこそこの点数しか期待できない。これについては、「焼き直し率について考察する」の中で触れてある。

焼き直し率について考察する
https://www.paparing-takkenshi.com/entry/2020/02/15/115205

このように、一問一答と分野別過去問の両方で正解率95%以上を達成して、ようやく合格安全圏に到達できるのだ。つまり過去問をしっかりマスターした後でないと、模試での高得点は期待できない、ということ。

このことを知らずに、過去問を適当に済ませて、模試を解きその復習に力を入れる、などということはあってはならない。それこそ本末転倒である。

過去問の正解率80%で模試に移るくらいなら、過去問を95%以上正解にして模試を受けない方がまだマシだ。

過去問が基礎であって、模試はそれをどれだけ習得できたかの確認作業に過ぎない。過去問という土台があっての模試なのだ。

基礎工事がいい加減だと、その上に完成した建物もすぐにダメになる。

一問一答と四択過去問という土台がしっかりしていなければ、その上の模試にいくら力を入れても大して意味をなさないのだ。

この理屈は、大学受験にも通じる。基礎が固まってないのに、赤本や青本、予想模試に手を出してもムダだということ。

その基礎というのが、宅建試験では過去問に相当するわけだ。テキストの通読は最初の1~2回のみで十分。その後は調べるために用いればいい。

テキストを除けば、一問一答→四択過去問→模試という順に手を付けていき、最後にラスボスの本試験が待ち受けている、という構図になる(下図参照)。

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このピラミッド図を、下から順にマスターしていってもらいたい。

一問一答と四択過去問なら一問一答が先である。そして、過去問と模試ならば過去問のマスターが土台となり、その上に模試がくる。

この順序を間違えてはならない。

上記のピラミッド図では、一問一答と四択過去問の面積比が全体の70%くらいになっているが、実際は90%以上である。

この水色部分のマスターこそカギであり、土台であり、合格へのパスポートとなる。