宅建・史上最年少合格者の父による宅建合格ブログ

宅建・史上最年少合格者(当時小6)の父による宅建合格ブログです。これから宅建士試験にチャレンジする方々(特に独学で頑張っている人)に、最短距離で合格を勝ち取るためのノウハウを提供します。ぜひ一読してみてください。

分野別をピックアップ(2020)

──はじめに

宅建試験の各年度の出題数は、皆さん御存じのように50題である。単純計算で、6年分なら300題、12年分なら600題ということになる。

年度別過去問ならば、ほとんどの市販本は10~12年分だから、多少の解説の善し悪しはあるにせよ、どれもそんなに大差はないと思う。

だが「分野別過去問」は、年度別と違って、何故だか二極化が進行中である。概ね10~13年分の大容量タイプと、5~6年分のコンパクトタイプだ。

具体的な数でいえば、481~643題が大容量タイプで、250~305題がコンパクトタイプとなる。不思議と、中間のタイプが見当たらない。7~9年分にぽっかりと穴が空いているのだ。

しかし私は、分野別でも10年分以上の問題数は必要だと感じているので、大容量タイプに的を絞って解説していきたい。このタイプは、一冊では収まらずに3分冊になっているものが主流である。

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前回の「一問一答式を斬る」と同じように、また独断と偏見でランク付けしてみたいと思う。

◎は超推薦、◯は推薦、△は好みによる、の3段階に分けてみた(今回は✕なしで)。

──4種の分野別をランク付け

出る順宅建士 ウォーク問 過去問題集(LEC)
 ❶権利関係 169題
 ❷宅建業法 180題
 ❸法令上の制限・税・その他 201題


言わずと知れた分野別過去問集の最高峰『ウォーク問』である。直近の10~12年間に縛られず、平成元年以降のすべての過去問の中から、頻出・重要問題をピックアップしてある。奇問、悪問の類いは含まれていない。LECは法律系の大手予備校で、ウォーク問の歴史も古く、信頼度はピカイチだ。
問題の重要度が、特A、A、B、Cの4段階に分けられている。右ページに問題があり、その裏側のページに答えと解説が記されている。✕の問題のみ、通常の解説の上に太字の黒文字で「一行解説」が置かれている。3冊で計550題。単色刷り。

宅建士 どこでも過去問(日建)
 ❶権利関係編 130題
 ❷宅建業法編 200題
 ❸法令上の制限・税その他編 151題

直近10年の分野別過去問集である。ただし改正民法の影響で、問題が成り立たなくなったものが10題あり、❶が140題から130題に減った。免除科目の統計も、昨年の問題を除いてすべて省いてあるので、❸も160-9=151題となっている。
権利と法令がやや弱いが、業法は充実している。息子の健斗は、小6の夏以降に、この『どこでも過去問』3冊をメインに使って合格を掴みとった。
上記LECと同じく、右ページに問題、その裏側のページに答えと解説がある。全肢に「一行解説」が置かれている。3冊で計481題。2色刷り。

スッキリとける宅建士 論点別12年 過去問題集(TAC)

これも一応「分野別過去問集」なのだが、3分冊にはなっていない。ある意味、盲点だった。私も昨年それに気付いたのだ。一冊の中に、過去問が4つの分野に分けられており、取り外しもできる。
左ページに問題が上段下段の2題あり、右ページに解答と解説が記されている。それゆえ解説はやや短めであっさりしている。一行解説はない。
直近12年分の過去問が、法改正で成り立たなくなった権利関係の一部と統計問題を除きすべて収められている。計579題(権利160、業法236、法令その他183)で2色刷り。一冊でこの情報量は凄い。

とりあえず今、私が自信を持ってお勧めできる「分野別過去問集」は、以上の3種のみである。それでもあと1種、有名で外せないものがあるので、推薦するしないは別にして解説しておきたい。

過去問宅建塾(宅建学院)
 ❶権利関係 207題
 ❷宅建業法 226題
 ❸法令上の制限その他の分野 210題

テキストに『らくらく宅建塾』を使用している人には必須かも知れない。上記TACと比べると一冊あたりの厚みはないが、同じA5サイズの過去問が3冊並ぶと、さすがに威圧感は半端ない。
左ページが問題で、右ページが解答・解説なので学習はしやすい。一行解説はない。左側の問題文の下にヒントが付されているが、これは正直いって必要ないだろう。というか、むしろ邪魔。
また、らくらくの読者を想定してか、解説部分に妙な語呂合わせが載っていたり、らくらく信者以外は使いにくい。もっと普遍的な解説が望まれる。
3冊で計643題もあり、量的には十分なのだが、本の威圧感ゆえ挫折する人も多い。2色刷り。

──それ以外の分野別過去問

過去問5~6年分のコンパクトタイプは、基本的にはお勧めしない。しかし、1200問以上ある「一問一答集」をマスターした後でなら話は別だ。

具体的には、駿台の『うかる!宅建士 一問一答+予想模試』『パーフェクト宅建の一問一答』を、正答率95%以上にしてあることが条件となる。

その条件をクリアしていて、本試験まで時間に余裕がない人ならば、以下のコンパクトタイプで仕上げることもありだと思う。一応、「勝利の方程式」も成り立っている。

代表的なものとして、ユーキャンのテーマ別(250題)パーフェクト宅建の分野別(300題)みんなが欲しかったの論点別(304題)合格のトリセツ(300題)などがあるが、コンパクトタイプの分野別の中で、私がお勧めできるのは次のものだ。

わかって(合格)る宅建士 分野別過去問題集(TAC)

収録問題数は305題。他より問題数が少しだけ多いことが推薦理由ではない。解説が非常に充実しており、一行解説もある(権利のすべて+それ以外の一部)。解説の下のところに「ここがポイント」と題して、重要論点が整理されている。
複雑な権利関係には、問題文の下に「図解」と題した図も用意されており、理解の助けになる。各肢の問題番号の下には、改正後の「新民法」と記されているものや、各肢の解説番号の下には「頻出」「ひっかけ」「難」などが付されているものもあり、読者の利便性が最大限に考慮されている。

一応△を付けたが、◯に近い△といった感じだ。少なくとも私は、『過去問宅建塾』よりはこちらの方を高く評価している。

もう一度だけ確認するが、私が手放しで推薦できるのは、◎と◯の付いた3種だけである。

TACの『わかって合格(うか)る』については、1200問以上ある「一問一答集」をマスターしていることを前提に、本試験まで時間に余裕がない人に限って推薦するものだ。その辺はご理解いただきたい。