宅建・史上最年少合格者の父による宅建合格ブログ

宅建・史上最年少合格者(当時小6)の父による宅建合格ブログです。これから宅建士試験にチャレンジする方々(特に独学で頑張っている人)に、最短距離で合格を勝ち取るためのノウハウを提供します。ぜひ一読してみてください。

一問一答式を斬る(2020)

──はじめに

私が昨年から唱え続けている「勝利の方程式」は、テキストではなく過去問に焦点を当て、その勉強の順序を説いたものだ。

それは勉強法を2ステップに分け、第一段階の教材に「一問一答式」を用い、第二段階の教材に「分野別過去問」を使用するというもの。

一見、非効率的に思えるこの勉強法が、実は最短距離で合格を手にするための最善の策であることを、私は自身の経験から導き出した。

そしてその経験は、小6で宅建試験に合格した息子の健斗にも活かされている。

この方程式を私たち親子だけの専売特許にするつもりはなく、一人でも多くの受験生に、宅建合格を手にしてもらいたくて記事にした次第である。

今回はタイトルにあるように、第一段階の教材「一問一答式」の市販本を取り上げていく。

──一問一答をリサーチ

昨年、仕事中にこの記事の構想が頭に浮かび、仕事が終わった後にまっすぐ家には戻らず、そのまま書店へ向かって宅建の「一問一答」の中身を調査。

約2時間かけてリサーチしたものを記事にしたのが昨年の春先のこと。今回はそれのリライト版。つまり最新の2020年バージョンだ。

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◎は超推薦、◯は推薦、△は好みによる、✕は推薦できない、と勝手にランク付けしてみた。

──8種類の一問一答集をランク付け

うかる!宅建士 一問一答+予想模試(日本経済新聞社/駿台)

まず問題数が、下記の『パーフェクト宅建の一問一答』に次いで多い。一問一答だけで1234問ある。改正民法の影響で一部オリジナル問題もあるが、ベースは過去問である。加えて4択の厳選過去問50題に、予想模試が2回分最後に掲載されている。
一問一答と厳選過去問は、通常の解答・解説だけではなく、それとは別に赤文字で「一行解説」が置かれている。これが何気に使えるのだ。
単に◯✕の判定だけでは内容まで抑えられているとは言えないが、正誤の判定と共に、この一行解説まで瞬時に頭に浮かぶのなら、ほぼその肢の論点をマスターしたものと考えられるからだ。
予想模試を除いて、左ページが問題で、右ページが解答・一行解説・通常の解説となっている。

パーフェクト宅建の一問一答(住宅新報出版)

これは私がLECの『ウォーク問』を手掛ける前に使っていたもの。当時の問題数は、およそ1200問だったが、今では1500問以上となっている。市販の紙媒体の一問一答の中では、最も問題数が多い。年度別過去問でいえば、ざっと7年半分以上。
数が多い分、網羅性も高く、この一冊をマスターすれば、40点は難しいが合格基準点あたりまで届くのではないか。過去問ベースの一問一答で構成されており、初版からの歴史もあって信頼度は高い。
マイナスポイントは、ここで取り上げた8種の中で唯一単色刷りであること。あと上記の駿台のような一行解説がないこと、くらいだろうか。

宅建士 どこでもチャレンジ 重要肢攻略999(建築資料研究社/日建)

息子の健斗は、2年目にこれの旧版の『一問一答777』というのを使っていた。昨年はこれを第一位に推していたが、今年は駿台が一位となった。
過去問の重要肢で構成されていた従来の777問に、オリジナルの基本問題222問を加えた計999問の一問一答集である。上記2社と比べても、紙面の見やすさ、解説の読みやすさは特筆ものだ。
解説部分は、通常の解説に加え、答えが✕の問題に限って、太字の黒文字で「一行解説」が置かれている。この点は、LECの『ウォーク問』と構成が同じである。✕の問題だけとはいえ、一行解説があるというだけで必然的に価値は高まる。

ユーキャンの宅建士 これだけ!一問一答集(U-CAN)

問題数は800問で、上記3冊に比べたらやや少ないことは否めない。すべての肢は過去問ベースで成り立っているが、民法改正のため、権利関係の一部が改変されている。でもそれは、どの出版社でも同じなので仕方がないと思う。
本のサイズがコンパクトで、持ち運びに便利なところが最大のメリットだろう。紙面が薄く、解説も分かりやすい。一行解説は置かれていない。章末に、簡潔な「まとめ」が付されていて参考になる。
数がやや少ないことと、権利関係より宅建業法が先に置かれていることがデメリットだと思う。

どこでも宅建士 とらの巻 一問一答◯✕1000肢問題集(東京リーガルマインド/LEC)

問題数は1000問。定評あるLECから出ている一問一答集である。コンパクトサイズで持ち運びに便利な点は、上記ユーキャンと同じだが、すべてオリジナル問題で成り立っている(アプリ付き)。
一問一答が過去問ベースでないと、そもそも「勝利の方程式」が成り立たない。それに過去問よりオリジナル問題の方が総じて易しいので、その部分も明らかにマイナスだ。
ただLECの『ウォーク問』が過去問なので、それのマスターを前提としてならありかも知れない。

わかって合格(うか)る宅建士 一問一答セレクト600(TAC出版)

有名予備校のTACから出ている一問一答集。問題数は、8種の中では一番少なく600問しかない。上記のLECと違って、すべて過去問の肢で成り立っている。収録問題数が少ない分、解説は詳しい。
問題数が、上記『パーフェクト宅建の一問一答』の4割しかないが、時間がないときや、直前期にすばやく一回転させるには重宝するかも知れない。
また、「曖昧な10の知識より、確実な4の知識の方が本試験で役に立つ」ともいえる。

楽学宅建士 一問一答(住宅新報出版)

問題数は1000問あるが、すべてオリジナル問題で成り立っている。この点がまずマイナス。
それにユーキャン同様、権利関係ではなく宅建業法が最初に置かれている。業法の方が配点が高いためだと思うが、本試験問題も権利関係から始まるし、難しい権利を最初に置いた方が、その後スムーズに業法や法令に移れると思うのだが、、

一問一答で必ず合格!宅建士問題集(成美堂出版)

過去問ベースで問題数もまずまずだが、LECやTACや日建、ユーキャン、住宅新報出版あたりと比べると、信頼度がイマイチだ。
紙面はすっきりしていて悪くないが、これといった特徴がなく、物足りなさが残る。
ここの出版社は、他社に比べて値段が安いのがウリのはずだが、この一問一答集に限っていえば決して安くはなく、むしろ高い(2310円)。