宅建・史上最年少合格者の父による宅建合格ブログ

宅建・史上最年少合格者(当時小6)の父による宅建合格ブログです。これから宅建士試験にチャレンジする方々(特に独学で頑張っている人)に、最短距離で合格を勝ち取るためのノウハウを提供します。ぜひ一読してみてください。

焼き直し率について考察する

──焼き直しの例

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ほとんどの資格試験において、過去問学習は避けて通ることができない。それは試験の出題傾向を事前に知っておく意味もあるが、特に宅建試験の場合、過去問の「焼き直し率」が他の資格試験に比べて著しく高いからに他ならない。

焼き直しというのは、その問いの論点が、過去に出題されたものと同じということ。表現の違いこそあれ、内容が同じだから、その論点さえ知っていれば難なく問題が解けてしまうわけだ。

例えば、2006年に出題された農地法に関する次の問いを読み、その正誤を判定してみてほしい。

「山林を開墾し現に水田として耕作している土地であっても、土地登記簿上の地目が山林である限り、法の適用を受ける農地には当たらない」

農地法上の農地かどうかは、登記簿上の地目ではなく、現況で判断される。よって答えは✕だ。この論点を理解した上で、次の問いの正誤を判定していただきたい。6年後の2012年に出題されたものだ。

「登記簿上の地目が山林になっている土地であっても、現に耕作の目的に供されている場合には、法に規定する農地に該当する」

2006年の問いがモノになっていれば、この2012年の問いが◯であることは容易に判断できる。これこそが「過去問の焼き直し」である。

そして宅建試験においては、この焼き直し率が、他の資格試験に比べてすこぶる高いのだ(約7割)。

*四択問題の4つの肢すべてが「焼き直し」と言えなくても、答えを導き出すためのキーセンテンスとなる肢が一つでも含まれていれば、その四択問題自体を「焼き直し問題」としてカウントする。


──あるSNSに投稿した記事

私は以前、あるSNS(Twitterではない)に次のような投稿をしたことがある。

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直後に、Twitterにも同じ内容のものをツイートしたが、想像以上に反響が大きかった。Twitterには文字数制限(140文字)があって全文が収まりきらないため、このような画像にして投稿したのだ。

前回の記事とかぶるが、ある人が過去10~12年の年度別過去問集を使って勉強していた。繰り返し解いていくうちに、各年度の合格基準点に届くようになった。それだけでは不安なので、更に頑張って40点ラインまで持っていった。

40点の大台に乗せた自信を胸に、その年の本試験に挑んだが、残念ながら合格できなかった。その年の合格基準点は35点だったが、彼は32点だった。

「各年度の合格基準点を超え、更にその上の40点まで取れるようにした。なぜ落ちたんだ?」

過去問が40点では、8割正解したにすぎない。上記の法則に当てはめれば、

 50×0.7×0.8=28、28+α(3~5)=31~33点

となり、合格基準点の35点には届かないことになる。正解率が8割では合格できないのだ。

一言でいえば、詰めが甘かったということ。近年の宅建試験は、過去問の正解率が8割では合格できない。できれば90%以上、いや95%以上を狙うべきだった。ちなみに95%だとこうなる。

 50×0.7×0.95=33.25、33.25+α=36.25~38.25点

世の中は広いので、まれに過去問の正解率が8割でも合格できる人がいるかも知れない。マークシートの試験だから、運のいい人だっているだろう。

しかし、ほとんどの受験生は、過去問の正解率が8割では合格できないのが現実だ。このことだけは忘れないでほしい。逆に過去問の正解率が95%以上ならば、落ちる人の方が少数派である。

詰めるところはきっちり詰める。過去問の正解率もそうだ。7割や8割の正解率に甘んじていてはいけない。過去問は最低でも95%以上、できれば全問正解を目指してほしい。

私の場合、LECの『ウォーク問』全3冊を98%以上正解できるとこまで持っていった。

詰めをしっかりできる人は合格し、詰めの甘い人は不合格となる。このことは宅建試験に限らず、どんな資格試験にも言えることだと思う。