宅建・史上最年少合格者の父による宅建合格ブログ

宅建・史上最年少合格者(当時小6)の父による宅建合格ブログです。これから宅建士試験にチャレンジする方々(特に独学で頑張っている人)に、最短距離で合格を勝ち取るためのノウハウを提供します。ぜひ一読してみてください。

史上最年少合格へ⑤

──LECの宅建0円模試

総合資格学院の無料公開模試から約一ヶ月。次は大手予備校LECが主催する「宅建0円模試」を、LEC名古屋駅前本校で受けることにした。総合資格と同じく、無料で受けられるオープン模試である。

夏休みに入って最初の日曜日だったと思う。

さすがにLECは大手だけあって、受験生の数が総合資格とは比べものにならないほど多い。特に、スーツ姿の会社員やOLが多かった。大半は、LECの受講生のようだ。机の上の教材を見れば分かる。

私は教室の出入口の外から見ていたのだが、そんな大人たちに混じって、私服の小学生が教室の真ん中あたりにポツンと一人。すごい違和感、、

「なんで子どもがいるんだよ?」

何人かの受験生(受講生)が、不思議そうに健斗を見ていたのが印象的だった。だが健斗本人は、そんな視線は昨年の本試験で経験済みなので、特に動揺することもなかったようだ。

0円模試の時間帯は、やはり本試験と同じ午後1時から3時までの2時間だ。しかもLECの模試は、高品質かつ本試験に近いと評判である。

私は、健斗がここで高得点を取れれば、合格をグッと引き寄せることができるに違いないと思った。

午後3時に試験が終わると、マークシート用紙が一斉に回収され、直後に、答えと解説が印刷された冊子が受験者全員に配られた。

それを見ながら答え合わせをしていた健斗が、数分後に教室に入っていった私にこう言った。

「権利関係、全部できたよ」

「え?」

宅建業法ならまだしも、難しい権利関係が14問すべて正解なんてあり得ない。私は、健斗が問題用紙に付けた印と冊子の正解番号を照合してみたら、本当に権利関係は全問正解だった。

この話を隣の席で聞いていた大学生風の男性も、驚いた様子で健斗の方を見ていた。

そういえば総合資格のオープン模試以降、『どこでも過去問』を使って権利関係を重点的に勉強していたっけ。こんなに早く結果が出たことに、私自身、俄には信じられなかった。

ただ後日、LEC講師陣の0円模試の総評から、権利関係は全体的に易しかったことを知った。反対に、宅建業法と法令上の制限から取りこぼしが目立ったのは反省点だった。自己採点の結果は、

「40点」

だった。総合資格の時より1点下がったが、まずまずの出来だったと思う(約2週間後に郵送されてきた成績表でも40点だった)。

──勝負の夏休み

毎年健斗は、夏休みの宿題は7月中に終わらせるのが常だ。今年もそれは変わらない。ただ自由研究だけは時間がかかるので、本当はいけないことだが、私がやることにした。

材料をホームセンターで調達し、ほぼ一日がかりでスライド式「本立て」を作った。一部の色塗りだけ健斗に任せた。だから一応、親子の合作である。

8月に入ると、宅建業法と法令上の制限の『どこでも過去問』2冊を重点的に抑えることを目標に勉強に取りかかった。しかし、どうしても覚えにくい箇所があって、健斗自身も途方に暮れていた。

宅建業法の「重要事項説明書」と「37条書面」、法令上の制限の「建築基準法の用途規制」である。

私を含め、多くの受験生の方々もそうだと思うが、この3項目はテキストをただ眺めているだけでは覚えられないし、本当に厄介だ。

そこで登場するのが、『パーフェクト宅建の要点整理』という住宅新報出版から出ている要点まとめ用のテキストである(注・有名な『パーフェクト宅建の基本書』とは異なるのでお間違えなく)。

要点まとめといっても、文章はしっかりしているし、通常のテキストとしても使える優れもの。昔、宅建試験の合格体験記で強烈に推している人がいたので、試しに購入したら大当たりだった。

私は上記3項目の箇条書きにまとめられた表を、カラーコピーして毎日持ち歩き、会社の休み時間など、暇があれば取り出して覚えていたものだ。

私は健斗に『要点整理』の最新版を買い与え、やはりカラーコピーしたものを覚えるように勧めた。

物覚えのいい健斗は、それらコピーしたものをほぼ一日で覚えてしまったようだ。私は3項目覚えるのに一週間以上かかったのに、、

ともあれ8月の勉強は、日建の『どこでも過去問』の②宅建業法編と③法令上の制限・税その他編の計2冊を消化することが目標だったので、マスターできるまで何度も繰り返した。

①権利関係編は、LECの0円模試の結果が良かったので必要ないと思い、8月は手を付けなかった。

──それ以外の出来事

健斗が通っている小学校とは別の小学校だが、毎年お盆の夜に「盆踊り大会」が行われ、家族で出かけたりもした。夜店も出ているので、みたらし団子やフランクフルト、かき氷などをみんなで食べた。

事前に町内会から配られていた抽選券でパナソニックの「高級ドライヤー」をゲットし、健斗が盆踊り大会の舞台の上で景品を受け取った。

「今年はついているかも」

そんな思いが頭をよぎった。

また8月下旬には、TACの最新の市販模試を3回分解いた。38点、40点、38点だった。

TACは日建に比べるとやや難しく、問題用紙の前の方に記されているTAC基準の合格ラインはクリアしていたので、とりあえず良かったと思う。

こうして夏休みも無事終わり、運命の2学期に突入する。平成26年度の宅建試験は、10月19日(日)に行われる。受験料の納付と願書の提出は、すでに7月のうちに済ませてある。

宅地建物取引主任者としての試験は今回で最後となる。平成27年度から「宅地建物取引士」試験へと名称が変わる。私は健斗に言った。

「取引主任者最後の試験だ。中学になったら中間テストや期末テストがあって、思うように勉強時間が作れない。部活動で帰りも遅くなる。だから今年は最後のチャンスだと思う。絶対に受かろうな」

すぐさま健斗は、

「分かった。絶対に受かってみせる!」

自信に満ちた健斗の顔を見て、本当に今年は合格できるんじゃないか、と私は強く思った。

f:id:takkensainensyou:20200124173644j:plain