宅建・史上最年少合格者の父による宅建合格ブログ

宅建・史上最年少合格者(当時小6)の父による宅建合格ブログです。これから宅建士試験にチャレンジする方々(特に独学で頑張っている人)に、最短距離で合格を勝ち取るためのノウハウを提供します。ぜひ一読してみてください。

過去問を解く意味とは?

──過去問の焼き直し

資格試験の王道といえば、昔から言われていることだが、やはり過去問を何度も繰り返し解くことだ。特に宅建試験では、その効果は絶大である。ところが、これに疑問の言葉を投げかける人がいる。

その①「過去問なんて過去に出た問題だから、もう2度と出ない。だからやっても意味がない」

その②「過去問なんて、テキストの内容をある程度覚えてからやるもの。直前期にやればいい」

まず、その①について。過去に出題された問題とまったく同じ問題は確かに出ない。しかし問題はそこではない。法律系の資格試験において、過去問を解く意味は「論点を理解して頭に定着させること」である。例えば、2004年に出題された次の肢(正しい肢)を見ていただきたい。

「仮登記の申請は、仮登記義務者の承諾があるときは、仮登記権利者は単独ですることができる」

この論点を頭に定着させてから、2008年に出題された次の肢の正誤を判断してみてほしい。

「仮登記の登記義務者の承諾がある場合であっても、仮登記権利者は単独で当該仮登記の申請をすることができない」

もちろん誤りである。2004年の肢を頭に定着させていれば、2008年の肢が誤りだとすぐに分かる。両者は同じ問題ではないが、論点が同じである。過去問を解く意味は、まさにここにある。

もう一つ出しておく。2003年に出題された正しい肢だ。

「宅地建物取引業者は、その主たる事務所に宅地建物取引業者免許証を掲げなくても、国土交通省令に定める標識を掲げればよい」

これを踏まえた上で、2010年に出題された次の肢の正誤を判断していただきたい。

「宅地建物取引業者は、その事務所ごとに、公衆の見やすい場所に、免許証及び国土交通省令で定める標識を掲げなければならない」

2003年の肢の論点がしっかり身に付いている人ならば、この肢が誤りの肢であることは瞬時に分かるはず。過去問を解くことがどれほど重要か。その意味が少しは分かっていただけたであろうか?

次は、その②について。過去問から抽出される論点の数は膨大である。なるべく早い時期から勉強を始めないと手遅れになりかねない。テキストを覚えてからなんて論外だ。あれだけの分量を、並みの人間が覚えられるわけがない。

テキストはさらっと、過去問にたっぷりと時間をかける。私の感覚では、テキストと過去問の時間配分を比率で表すと、およそ「2対8」である。もちろん、過去問の方が8だ。

車の運転免許証をお持ちの方は、思い出していただきたい。教習所で配布されたテキストを隅々まで覚えてから学科試験に挑んだのか。それとも◯✕の正誤問題を何度も繰り返し解いたのか?

ほとんどの方は後者だったはず。テキストを最後まで読み通して記憶するなど、相当に根気のある人にしかできない。私たち凡人にはまず不可能だ。

かといって、テキストが必要ない、とまでは言わない。テキストは1~2度さらりと読んで、あとは過去問を解いていく過程で、分からないことを調べるために用いればよい。私のやり方はこうだ。

例えば権利関係。まずテキストの「制限行為能力」の項目をさらりと読む。すぐさま過去問(一問一答)の該当箇所を解く。次にテキストの「意思表示」の項目をさらりと読む。またすぐに過去問の該当箇所を解く。以降、無限ループ。

このテキスト→過去問(一問一答)の作業は、せいぜい最初の2回まで。3回目以降は、過去問だけをどんどん回す。途中、分からないことがあればテキストで調べる。そんな感じで進めていく。

間違っても、過去問を解くのは、テキストを最後のページまで読み終えてから、などと考えてはいけない。各項目ごとに細分化して、テキスト→過去問→テキスト→過去問→過去問→過去問、、といったやり方で進めていく方法が一番効率がいい。

──アウトプットの本当の意味

最後に、アウトプットの本当の意味と、その重要性について述べてみる。

テキストを使って知識を得ることが「インプット」で、その知識をもとに問題集を解くことが「アウトプット」というのが、一般的な認識だと思う。

だが私は、少し考え方が違う。

テキストを理解して記憶することがインプットに異論はないのだか、問題集を解くことだけがアウトプットとは考えていない。

過去問を解いていく過程で、その問題の論点を吸収して記憶する。つまり私のいうアウトプットとは、インプットも兼ねているのだ。

インプットはインプットだ。しかし、アウトプットに関していえば、

アウトプット=インプット+アウトプット

という図式になる。つまり過去問演習とは、アウトプットしながら、論点を汲み取って記憶するインプットをも同時に行う作業のことをいうのだ。

このことを知らないがために、過去問を軽視する受験生が多いのが残念でならない。だからこそ、テキストと過去問(一問一答)の時間比率は、2対8となるのだ。決して7対3とか5対5、などと考えてはいけない。短期間で合格したいのなら。

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