宅建・史上最年少合格者の父による宅建合格ブログ

宅建・史上最年少合格者(当時小6)の父による宅建合格ブログです。これから宅建士試験にチャレンジする方々(特に独学で頑張っている人)に、最短距離で合格を勝ち取るためのノウハウを提供します。ぜひ一読してみてください。

不動産取得税&固定資産税【税】

──はじめに

宅建試験では毎年、地価公示法か不動産鑑定評価基準のどちらかが出題されるように、不動産取得税固定資産税のどちらかが出題される(平成21年度は例外的にどちらも出題されなかった)。

これらはテキストを見ればそれなりの情報量があるが、ポイントとなる部分はそれほど多くない。

私の「要点まとめ」シリーズはどれもそうだが、これらを覚えた後に、過去問を繰り返し解くことによって知識が定着し得点力がアップする。

その2つの相乗効果を期待しての記事である。もっとも、この点は通常のテキストでも同じだが、要点が絞ってあるので時間は大幅に短縮される。

今回は、不動産取得税と固定資産税の重要ポイントを記載していくが、両者には共通点もあるので、比較しながら覚えていくと効率的である。

──不動産取得税の重要ポイント

【課税主体】~税を課すのは誰か?

・取得した不動産が所在する都道府県
→不動産取得税は「都道府県税」である。

【課税客体】~何に対して支払う税か?

・取得した土地家屋
→売買、交換、贈与、特定遺贈などで不動産を手に入れた場合や、新築、改築、増築した場合などに支払う。有償か無償かは問われない。ただし、包括遺贈、相続、合併などは課税対象にならない。

【納税義務者】

現実に不動産を取得した者
→登記の有無に関係なく課税される。ただし、宅建業者が新築した建売住宅については、特例として、1年経過した時の所有者が納税義務者となる。

【納期】

・都道府県の条例による

【徴収方法】

普通徴収
→納税通知書を持って金融機関で納付する。

【課税標準】~何を根拠とした価格か?

・固定資産課税台帳に登録されている価格

【税率】

・標準 4%
・土地、住宅(家屋)=3%

【免税点】

・土地の取得=10万円
・家屋の取得(新築、増築、改築等)=23万円
・家屋の取得(売買、交換、贈与等)=12万円

【宅地の特例】

・宅地評価土地は課税標準が2分の1となる。
→宅地もしくは宅地と類似している土地を「宅地評価土地」といい、課税標準の特例が適用される。

【家屋の特例】

・床面積50㎡以上240㎡以下を要件に、新築住宅の場合1,200万円が課税標準から控除される。
→中古住宅は上限1,200万円として控除。ただし中古住宅の場合、個人が自己居住用に供するものに限られ、新耐震基準に適合している必要がある。

──固定資産税の重要ポイント

【課税主体】~税を課すのは誰か?

・固定資産が所在する市町村
→固定資産税は「市町村税」である。

【課税客体】~何に対して支払う税か?

土地家屋償却資産
→償却資産とは、土地や家屋以外で、事業の用に供することができる資産をいう(機械や車両など)。

【納税義務者】

・賦課期日(1月1日)現在の固定資産の所有者
→登記簿上の所有者が納税義務者となる。

〈例外規定〉

・未登記の場合=土地補充課税台帳または家屋補充課税台帳に登記されている者が納税する。
・所有者が賦課期日前に死亡した場合=賦課期日に現に所有している者が納税する。
・所有者が行方不明の場合=その不動産を使用している者を所有者とみなし、その者が納税する。
・100年より長い質権、地上権が設定されている土地の場合=質権者地上権者が納税する。

【納期】

・4月、7月、12月、翌年2月の4度に分けて納税

【徴収方法】

普通徴収
→納税通知書を持って金融機関で納付する。

【課税標準】~何を根拠とした価格か?

・固定資産課税台帳に登録されている価格

【税率】

・標準 1.4%

【免税点】

・土地=30万円
・家屋=20万円
・償却資産=150万円

【宅地の特例】

・小規模住宅用地の場合、200㎡以下の部分が課税標準の6分の1となる。
・一般住宅用地の場合、200㎡を超える部分が課税標準の3分の1となる。

【家屋の特例】

・床面積50㎡以上280㎡以下の新築住宅を要件に、床面積120㎡までの居住部分において、税額(課税標準ではないので注意)が2分の1となる。
→減額されるのは3年間で、中高層耐火建築物(3階建て以上)の場合は5年間となる。

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不動産取得税&固定資産税【税】|パパリン宅建士
#note 「穴埋め問題」あります↓
https://note.com/paparingtakken/n/nb585899bce07

LECの直前予想模試(2020)

──模試には当たり外れがある

毎年、6月になると、店頭に「宅建予想模試」が出揃い始める。私も息子の健斗も、それらの中から数冊購入して時間を計って解いたものだ。

「市販の模試ならばどれをやっても同じ」

そういう意見もある。だが私が実際に解いてみて感じたことは、

「市販の模試には当たり外れがある」

ということだ。問題の質の良し悪しもあるが、一番まずいのは、本試験とはまるでかけ離れた模試が存在することである。

2年前までのデータだが、住宅新報出版の『パーフェクト宅建の直前予想模試』は特に酷かった。重箱の隅をつつくような奇問・悪問のオンパレードで、自信喪失に陥る人もいたのではないか?

私も10年前、本試験を一週間後に控えた頃に解いてみたが、17点しか取れず、頭の中が真っ白になったのを覚えている。一瞬とはいえ、本試験を辞退しようかと思ってしまったほどだ。

昨年でいえば、成美堂の『法改正と完全予想模試』も似た感じだった。

「こんなの本試験には出ないだろう」

と思えるような奇をてらった問題ばかりで、

「パーフェクト宅建の後継者か」

と思わんばかりであった。

本試験の直前に、この手の予想模試に手を付けたがために、自信をなくして本試験そのものを辞退してしまった受験生も一人や二人ではないだろう。

私や健斗が、実際にいくつかの市販模試を解いてみた感触から、及第点をあげられるのはLEC、TAC、日建の3社だけである。

これら3社の直前予想模試は、難易度が本試験に近く、他社に比べて問題の質も良いと感じた。

──No.1の市販模試はこれだ

そして、その3社の中から、あえてNo.1の市販模試を選ぶとしたら、LECの模試にとどめを刺す。

その最大の長所は、やはり問題の質の高さだ。法改正も行き届いていて、統計問題の的中率も高い。昨年の統計問題も的中していた。

私は昨年、統計の「要点まとめ」記事を作成した後に、LECの『直前予想模試』の統計問題を4回分解いてみたが、一応全問正解だった。

この点一つをとっても、LECの模試が奇をてらったものではないことは明らかである。日本でも指折りの大手の資格学校ゆえ、その蓄積されたノウハウが予想模試にも反映されているのだろう。

通常の市販模試は、概ね3回分しか載っていないのだが、LECは4回分ある。これも大きい。

またLECは、ゼロ円模試やファイナル模試のようなオープン模試も行っているが、それらの模試と比べても、この『直前予想模試』は遜色がない。それほど質が高く出来がいいのだ。

その模試が、4回分、僅か1,760円で購入できるのである。これを本試験前にやるとやらないとでは、最大で3点ほどの開きが出るだろう。

「過去問をやれば予想模試は必要ない」

と主張する人もいるが、私はそうは思わない。

仮に、過去問しかやらずに本試験に挑んだ場合、新規の問題に戸惑う可能性が高い。

毎年、過去問の焼き直しとはいえない問題が15題ほど出題されるが、そういう初出の問題に面食らってパニックを起こし、他の易しい問題でさえ落としてしまうリスクがある。

だから私は、これまで過去問学習をメインにしてきた受験生にも、合格したければ

「本試験前に予想模試をやりなさい」

と訴えてきた。ちゃんと理由があるのだ。

このLECの『直前予想模試』を直前期やることで、法改正対策にもなるし、統計対策にもなる。

一石二鳥どころか、一石三鳥にも一石四鳥にもなりうるのだ。それほどの価値がこの模試にはある。

もちろん、すべてにおいて完全無欠ではない。添付されているマークシート用紙が大きすぎるのだ。本試験のマークシート用紙の1.5倍以上の大きさ。しかも色も黄色だし(本試験のそれは白色)。

些細なことかも知れないが、10年以上前から改善されていないので一応指摘しておきたい。

1点差で合否が決まりかねない宅建試験。

この秋、本気で「合格」を目指している人は、ぜひ一冊購入して、本試験前には4回分終わらせてほしい。

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TACの一問一答セレクト600

──スタートと仕切り直し

ここまでの勉強が、予定の半分にも届いていない、又はこれから勉強をスタートさせる。

そういう人は、第一段階での教材の見直しが必要となる。そのことは、前々回のブログ記事「出遅れてしまった人たちへ」の中でも述べた。

もう一度おさらいすると、第一段階は4~6月、第二段階は7~10月の本試験前までのこと。過去問に限定すれば、第一段階の教材は「一問一答」で、第二段階の教材は「分野別過去問」のことである。

そして6月末、遅くとも7月末までには、一問一答集を一冊終えていなければならない。

4月の頭から勉強をスタートさせて、2ヵ月を過ぎた今、まだ権利関係さえ終わっていない人は、このまま続けていっても恐らく間に合わない。

だから私は、そういう人には、一問一答集を駿台からTACに切り替えることを提案したのだ。

せっかく購入した教材をムダにしたくない。そんな理由から、別の教材を購入することをためらう人もいると思うが、今年落ちて、来年また新しく教材を買い直すことに比べたら大した出費ではない。

受験料7,000円だって余分にかかる。

これから勉強をスタートさせる人も、一問一答は駿台ではなくTACを購入してほしい。ユーキャンではなくTACである。解説の詳しさも、解説が実践的なところもTACの方が上である。

それら以外の一問一答集を含め、残りの日数を考えたら収録問題数の多いものはお勧めできない。

TACの一問一答は、市販の一問一答の中では一番問題数が少ない。しかし解説が詳しく実践的。少ない日数でマスターすることが可能な一問一答集。

これからスタートする人、仕切り直して再スタートをかけたい人は、TACの一問一答集に賭けてみてほしい。まだチャンスの芽は残されているから。

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──セレクト600の使い方

駿台の一問一答は、収録問題数が1,234問なのに対し、TACのそれは610問である(改めて数えたら600問ではなく610問だった)。

具体的には、権利が212問、業法が173問、法令が155問、その他70問である。

確かに少なめだが、一冊を終わらせることに意味があるから、これだけは必ず終えてほしい。何よりも一冊マスターすることが自信に繋がるからだ。

権利を10日、業法7日、法令7日、その他3日を目安に終えてもらいたい。もちろん1回では覚えられないので、少なくとも3~5周はしてほしい。

解説が詳しいので、大抵の問題はそれだけで理解できると思うが、それでも分からないときは、ためらわずにテキストを読むといい。

テキストは、LECの『とらの巻』が一冊あれば十分だが、必要性を感じるのなら、同じTACのわかって合格るシリーズの『基本テキスト』を購入しても構わない。リンクしていれば使いやすいだろう。

とにかくTACの一問一答をマスターできれば、駿台ほどではないが、その後スムーズに『ウォーク問』等に移行できるはずである。

最後に、もう一度だけ教材を整理しておく。

【第一段階の教材】

一問一答セレクト600(TAC)

【第二段階の教材】

ウォーク問❶~❸(LEC)

【共通のテキスト】

とらの巻(LEC)又は基本テキスト(TAC)

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合格基準点+3点を狙う

──基礎力が何より大切

難問を追いかけてはいけない。基礎を大切にし、他の受験生の大半が取れる問題を確実に取る。

宅建試験の鉄則である。

具体的にいうと、正解率50%以上の問題すべてに正答できれば合格できる。これができて不合格になった年はない。データがそれを証明している。

例えば平成30年度の宅建試験。ある予備校のデータだが、正解率50%以上の問題が44題もあった。過去問の焼き直し率が例年以上に高く、結果、合格基準点は「37点」と過去最高を更新した。

昨年は、正解率50%以上の問題は41題だった。合格基準点は「35点」である。やはり過去問の焼き直し問題も、例年に比べて多めだった。

言うまでもなく、正解率50%以上の問題は基本的な問題が多い。2人に1人以上が正解しているのだから、少なくとも難問の類いではない。

この手の問題は、過去問を何周も回せば普通に解けるもの。難易度の易しい問題から順に、A→B→Cとランク付けされていたら、当然AかBの問題ということになる。Cだと、正解率50%は超えない。

この場合の「易しい問題」とは、言い換えれば「出題頻度の高い問題」のこと。手を替え品を替え、論点が同じ問題として、過去問にたびたび登場する目にする機会の多い問題群のことである。

──合格基準点+3点がマスト

上記は予備校のデータなので、少し割り引いて考える必要がある。予備校を利用していない通信もしくは独学の人の合格基準点は、標準的な予備校の受講生のそれより3点ほど下がるからだ。

予備校のデータだと、正解率50%以上の問題は、合格基準点より5~7問ほど数が多かった。しかし一般受験生だと、数にしておよそ2~4問上といったところ。

予備校が平均6問上で、一般のそれは3問ほど上。これを過去の合格基準点に上乗せする。過去最高の合格基準点が、2018年の「37点」だから、目標とすべきは+3点の「40点」ということになる。

正解率50%以上の問題をすべて解ければ、自ずと40点という数値にたどり着く。これこそが、皆さんが本試験で目標とすべき点数なのだ。

2018年の37点は例外中の例外として、36点あたりを目指せば大丈夫という風潮がある。だが私は、これには賛成しかねる。

ここ数年、受験生の声に耳を傾けてみると、その多くが「本試験での点数は自分が試験前に予想していた点数より低かった」と語っている。

点数にして3点ほど低いようだ。つまり36点を狙いにいくと、33点くらいしか取れないということ。

宅建を受験した経験のある方なら常識かも知れないが、初学者はこれを知らない。知らないが故に、足をすくわれてしまうのだ。

だから皆さんが狙うべきは合格基準点ではなく、それより+3点高いところ。ずばり「40点」を目標にしてしほしい、ということだ。

ただし、過去問で40点を取ることを目標にしてはダメ。あくまでも本試験での目標点数である。

そしてこの「40点」という点数は、平均的な受験生が、正解率50%以上の問題をすべて正解したときの点数とほぼ同じ。これがマストで、皆さんにはこれを目指して頑張ってもらいたい。

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出遅れてしまった人たちへ

──まだ間に合うだろうか?

結論からいえば、まだ間に合う。ただ若干の教材の見直しは必要になる。それを説明していく。

私の勉強法は、大まかに4~6月を第一段階、7~10月を第二段階と、2つに分けて考えたものだ。

駿台の2冊を第一段階、LECの4冊を第二段階とするもので、順調にこなせばこれで合格できる。

4月の頭から勉強をスタートさせ、駿台のテキストと一問一答を計画に沿って進めてきた人ならば、2ヵ月が経過した今、権利関係と宅建業法はほぼ終わっている計算になる。

そういう人は、6月末までに、残りの法令上の制限他を終わらせることを目標に続けていけばいい。

権利関係はほぼ終わったが、宅建業法はまだ半分くらいという人も、頑張って続けた方がいい。

問題は、2ヵ月かけて権利関係が今ようやく終わったか、まだ終わりそうにない人。もちろん宅建業法や法令上の制限は手付かずの状態。こういう人は、勉強そのものを見直した方がいいと思う。

ここで「終わった」というのは、本当は95%以上の正答率を達成、と言いたいところだが、今の段階では90%以上の正答率でもよしとする。

同様に、6月から勉強をスタートさせようとする人も同じだ。よほど時間のある人でない限り、これから駿台の2冊を始めることはお勧めできない。

通常、この2冊を終えるには2~3ヵ月はかかる。これから平日「一日2時間」しか勉強時間を作り出せないのなら、駿台はもう諦めた方がいい。

この後に、第二段階の勉強が待ち受けていることを考慮すれば、学習計画の見直しは避けられない。

第二段階の4冊とは、LECの『とらの巻』『ウォーク問』3冊のことである。

もちろん好みや相性もあるだろうから、『ウォーク問』の代わりに、日建やTACの「分野別過去問集」を使用しても構わない。

──第一段階の教材はどうするのか?

5月25日に、2020年版『とらの巻』が発売された。民法改正に対応したテキストがほとんどだが、その他の法改正にまでしっかり対応したテキストとなれば、今のところ『とらの巻』だけである。

もし『とらの巻』が4月より前に発売されていたなら、第一段階の教材が変わっていたかも知れない。

発売が遅いから、やむなく他のテキストを先に選んだという経緯もあるからだ。

第一段階では一問一答、第二段階では分野別過去問という教材の配置と順序は変えられない。だが、そうなるとテキストが2冊になってしまう。

この点が、教材を選択する上での最大のネックだった。重要なのは過去問だから、テキストを2冊使うのは、費用対効果が良いとは言えない。

しかし、これまでの勉強が計画表の半分にも満たない、あるいはこれから勉強をスタートさせようとする人には、テキストは一冊、『とらの巻』だけにした方がいい。いや、そうしなければならない。

6月末まで、もしくは願書を提出する7月までに一問一答は確実に終わらせたい。駿台のそれは1,200問以上ある。『パーフェクト宅建の一問一答』は、更に上をいく1,500問以上だ。

この2つのどちらかを、初学者が1ヵ月で終わらせることは困難である。この場合の一問一答は、過去問をベースにしたものでないと「勝利の方程式」が成り立たないので、LECは除かれる。

そうなると、残りは日建かユーキャンかTACということになる。その中で、解説が詳しく、1ヵ月でマスターできそうなものはTACの『一問一答セレクト600』だけである。

収録問題数は610問。駿台やパーフェクト宅建の一問一答をマスターした後ならば、分野別の『ウォーク問』等は初見で8割以上の正解率が可能だ。

しかしTACは数が少ないので、分野別に移った後の正解率は6割あれば良い方だと思う。それでも『ウォーク問』が最初から6割正解できるのだったら、やらないよりはやった方がいいに決まってる。

だから6月から勉強をスタートさせる人、一度リセットして再スタートをかける人には、第一段階の教材は駿台ではなく、テキストは第二段階の『とらの巻』で代用、一問一答はTACの『一問一答セレクト600』を使うことをお勧めしたい。

解説が詳しく、1ヵ月で終わらせることが可能な一問一答集。6月から勉強を始める人、もう一度仕切り直して勉強を再始動させたい人は、TACの『一問一答セレクト600』に賭けてみてほしい。

きっと光明が見えてくるはずだから。


6月   7月   8月   9月   10月📝
────────とらの巻───────→

──セレクト600─→┆───ウォーク問(3冊)──→


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4→7、5→8の法則

──収録問題数を比較する

市販の「一問一答集」の中で、最も収録問題数が少ないものは、私が知る限り、TACの『一問一答セレクト600』であろう。その名の通り、全部で600問しか収録されていない(正確には610問)。

逆に、最も収録問題数が多いものは、住宅新報出版の『パーフェクト宅建の一問一答』だ。1,500問以上の問題が収録されている。市販の紙媒体で、これが一番なのは昔から変わらない。

この両者のどちらかを選べと言われれば、ほとんどの人は『パーフェクト宅建の一問一答』を選ぶと思う。ただ収録問題数が多いと安心感は得られるが、途中で挫折するリスクも高くなる。

その点、TACの『一問一答セレクト600』ならば、挫折するリスクは大幅に軽減される。しかし数が少ないので、その分不安が残る。

どちらも一長一短のように思えるが、途中で挫折する方がデメリットが大きいと私は考える。

600問という数は、1,500問の4割しかない。だから仮に、600問すべてをマスターしても、1,500問の4割だから、実力も1,500問をマスターした人の4割しか身に付かないと捉えるのだろうか?

──経験から導き出したもの

ここからは私と息子の健斗の経験で言わせてもらうが、最頻出の4割をマスターできれば、全体の7割前後をマスターしたに等しい。

例えば『一問一答セレクト600』で95%以上の正答率を叩き出した後、『パーフェクト宅建の一問一答』を初見で解いた場合、正答率が5割や6割で頭打ちになることはない。

私の経験上、悪くても7割前後の正答率が得られるはずだ。4→7の法則である。

推測で言っているのではない。すべては経験に裏打ちされたものなのだ。

つまりTACの『一問一答セレクト600』を完璧にマスターしたのなら、『パーフェクト宅建の一問一答』を7割抑えたのとほぼ同じことになる。

このことの意味は大きい。

私のブログ記事「勝利の方程式」でもそうだ。一問一答をマスターした後に、分野別過去問を解けば、一周目から正解率は8割を超える。分野別の半分が初見の問題であっても結果は変わらない。

駿台の『一問一答』は、数にして1,234問ある。対してLECの『ウォーク問』全3冊は、550題だから、一問一答に分解すれば2,200問となる。

1,234問は、2,200問の56%だから、5→8の法則により、駿台をマスターしていれば『ウォーク問』で一周目から8割以上の正解率が得られるわけだ。

4→7と5→8の法則は成り立つが、1→4や7→10はさすがに成り立たない。これら以外に法則に当てはまりそうなものは、3→6くらいだろうか?

──出題頻度の高いものから攻める

これこそ「一問一答」であれ、「分野別過去問」であれ、共通して言えることである。

TACの『一問一答セレクト600』の場合、各問題ごとに、重要度がA、B、Cに分けられている。もちろん最重要がAだ。パッとみた感じ、5割以上がA問題なので、まずそれをマスターする。

5→8の法則に当てはめれば、A問題をマスターすれば、この本を8割マスターしたのと同じである。

分野別のLECの『ウォーク問』も、頻度順に特A、A、B、Cの4段階に分けられている。

例えば、❶権利関係について。特AとAだけで5割以上あるので、まずはこれらを抑える。

やはり5→8の法則により、特AとA問題のみをマスターすれば、『ウォーク問❶権利関係』を8割以上制したのと同じことになる。

出題頻度の高い項目の問題は、総じて基礎的なもの多い。正解率が50%以上の問題は、ほぼ例外なく基礎的な問題ばかりだ。

そして宅建試験では、正解率が50%以上の問題をすべて取れれば合格できる。過去のデータがそれを証明している。宅建試験に限らないが、基礎が大事だと言われているのはそのためだ。

10年に一度、出るか出ないかといった出題頻度の低い項目の問題にこだわる必要はない。いや、こだわってはいけない。その分、出題頻度の高い問題をマスターすることに時間を割いてほしい。

Cランクの問題が解けなくても、AランクやBランクの問題がすべて解ければ合格できる。

それが宅建試験なのだから。

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どこでも宅建士 とらの巻(2020)

──民法以外の法改正にも完全対応

5月25日(月)、今年度版のLECの『とらの巻』が発売された。有名どころのテキストとしては、2020年4月1日以降に施行されている法律に完全対応した唯一の参考書ではないだろうか?

それ以前に発売されたテキストでも、今年は民法の大改正に合わせて出版されたものがほとんど。民法以外の細かな法改正にまで万全に対応したものは、今のところ『とらの巻』だけである。

また『とらの巻』は、同じLECの『ウォーク問』全3冊とリンクしているため、『ウォーク問』で分からないところがあっても、すぐに該当箇所を開いて調べることができる。

LECには、やはり『ウォーク問』とリンクした『合格テキスト』全3冊があるが、民法部分を除けば、すべての分野の法改正が万全とはいえない。

しかも『合格テキスト』は、テキストとしては情報量がかなり多く、通読には向かない。『パーフェクト宅建の基本書』(住宅新報出版)と同じで、辞書的な使い方をするべき教材だろう。

ただ今年に関していえば、3分冊のうちの『権利関係』だけは通読してもいいと思う。民法の法改正に対応しているのがその理由だが、他の民法教材に手を付けるよりは早く終わることも理由の一つだ。

──その他の特徴は?

健斗が合格した年(2014年)の翌年から、『とらの巻』には「とらの子」と称した30ページほどの小冊子が付属しており、なにげに役に立つ。

いわば簡易なまとめ本だが、薄いので本試験当日に会場へ持っていくのに便利だ。重要語句が赤シートで隠して覚えられる(赤シートは付属してない)。

他の本格的なテキストと異なり、「とらの子」を除いた本編は500ページに満たず、テキストの厚さからくる威圧感のようなものは感じられない。

価格的にも、他のメジャーな教材が3,000円前後するのに対し、この『とらの巻』は税込み2,420円と良心的だ。この点も評価したい。

過去問に『ウォーク問』を選択した人には必須のテキストだし、法改正が万全なので、他のテキストをお持ちの方にもサブとしてお薦めする。

試験に出ない部分を大胆にカットするなど、内容を凝縮しているため初学者向けではないが、図や表も多くて文章も読みやすい。重要語句が赤文字にしてあり、メリハリを付けて読むことができる。

業法の重要事項説明書がやや乱雑で覚えにくいが、建築基準法の用途規制のまとまりは秀逸だ。当時の私には『とらの巻』と、パーフェクト宅建の『要点整理』の2冊が必要不可欠だった。

要所ごとに置かれた「とらの巻」という同名の箇条書きも見やすく、記憶の助けになる。

情報量が通常のテキストの3分の2ほどで、45点狙いの受験生には向かないが、40点前後を狙うには丁度いい分量だと思う。

7月に郵便局で願書を提出(インターネットによる申込みもあり)したら、その後は『とらの巻』と『ウォーク問』3冊に絞って、勉強を加速させていくのがベストな方法だと信じる。

もちろん好みの問題もあるだろうから、LECの代わりにTACや日建あたりを用いても構わない。しかし4月以降の法改正に完全対応したテキストを求めるのなら、『とらの巻』一択である。

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