宅建・史上最年少合格者の父による宅建合格ブログ

宅建・史上最年少合格者(当時小6)の父による宅建合格ブログです。これから宅建士試験にチャレンジする方々(特に独学で頑張っている人)に、最短距離で合格を勝ち取るためのノウハウを提供します。ぜひ一読してみてください。

周辺知識について

──答と解説だけでは足りない?

ほんの10年前までは、宅建は過去問だけで合格することが可能だった。ところが近年の宅建試験では、過去問だけでは不足するので「周辺知識の補充」が大切だという。

過去問を解くだけでは知識が点にしかならず、それを線や面に拡張しないと合格点がとれなくなっているという理屈だ。

ある程度は正しいと思うが、過去問をマスターすれば、本試験での高得点はムリでも合格点を超えることは今でも可能だろう。

しかしギリギリ合格点では心許ないので、周辺知識の補充自体は否定しないし、できるのなら補充はした方がよい。

では、その周辺知識の補充は、一体どのレベルまで必要なのだろうか?

過去問を解くたびにテキストを開き、該当する箇所をくまなく読み込む。この方法ならば、確かに周辺知識の補充は可能だが、如何せん時間がかかりすぎる。

それならばいっそのこと、最初からテキストをしっかり読み込んだ方がマシであろう。

ただ過去問を学習の中心におく勉強法には、勉強時間を大幅に削減できるというメリットがある。最初からテキストを丁寧に読んでいく学習では、これが失われてしまう。

あくまでも私の主観だが、一問一答なり、四択過去問を解いていく過程で、その解説部分をしっかり読み込むことである程度の周辺知識を補充することは可能ではないのか?

もちろん、それでも足りない場合は、テキストに戻って該当箇所を読み込む必要はある。でもそれは限定的だ。この方法ならば、それほど大幅な時間のロスにはならないはず。

また問題集と違って、テキストの利点は、図や表がふんだんに使われており、視覚的にも記憶に残りやすい。こういうところは活用した方が良いのかも知れない。

しかし初期の段階から、周辺知識にこだわりすぎるのも問題だ。例えば英単語帳、、

──最初から周辺知識を意識しない

2,000語ある英単語帳を覚えるときに、最初から見出し語以外に、派生語や関連語まで覚えていく人はどれだけいるだろうか?

それで覚えられればよいが、大抵の人は、その方法だと途中で挫折してしまうはずだ。最初は見出し語だけを覚え、それがマスターできたら次に派生語や関連語を覚えていく。

これが英単語をマスターする近道であり、王道だと思う。それと同じようなことが、宅建の学習にも当てはまるのではないか?

つまり最初から「周辺知識!」と躍起にならずに、軽くテキストを読んだら、すぐさま一問一答を解いて解説を読む。その方法でとりあえず最後まで通し、何度か周回させる。

初期の段階では、一問一答のマスターに全力を注ぐ。95%以上の正答率を達成するまでは、問題と解説の理解に終始する。その際、周辺知識のことは意識しなくてもよい。

95%以上が合格ゾーン®️
https://www.paparing-takkenshi.com/entry/2020/02/14/202428

資格スクールに通っている人ならば、カリキュラムを沿って授業を進めていくことで、自然と周辺知識も身に付いていく。資格スクールならではのメリットかも知れない。

そうでない独学者の方は、まずは一問一答を解き、その解説を理解することを優先する。この段階で、細かな周辺知識は必要ない。

独学者の方が周辺知識に手を付けるのは、一問一答→分野別過去問とコマを進めて、それらの正答率・正解率が95%を超えてからで十分。

95%を達成した時点で、すでに合格圏内にいるものと思われるからだ。周辺知識というのは、合格圏内にいる人が、さらにそこから何点の上乗せができるかどうかの問題だと思う。

──学習の順序とお勧め教材

【学習の順序】

独学者の方が学習する順序は次のとおり。

①テキストをさらっと読み、すぐさま該当箇所の一問一答を解く。答が合っていようが間違っていようが、解説部分はしっかり読む。何度か周回させ、正答率95%を達成する。
          ⇩
②次に分野別過去問を解く。一問一答と同じように解説部分をしっかり読み込む。正解番号を覚えても意味がないので、その点は注意する。分からないところがあれば、テキストを辞書的に活用する。こちらも何度か周回させ、95%以上の正解率にもっていく。
          ⇩
③ここで初めて周辺知識の補充に取りかかるわけだが、以前にブログに記したように、周辺知識というのは難易度の高いものではない。これまでたまたま本試験に出題されなかっただけの常識レベルの知識に過ぎないのだ。

それでは、③の周辺知識は、どうやって補充すれば良いのだろうか?

先に述べたように、かなりの部分は、一問一答や分野別過去問の解説部分で補える。

それでも不足するものはテキストで補うしかないのだが、通常のテキストでは分量的に時間がかかりすぎる。これまで使用してきたテキストを最初から読み直すのも一案だが、それでもそれなりに時間はかかってしまう。

【お勧め教材】

そこで私がお勧めしたいのが、次の教材だ。

宅建士 出るとこ集中プログラム(中央経済社)

この教材については、以前にブログ記事を残してあるので、そちらを参考にしてほしい。

宅建士 出るとこ集中プログラム
https://www.paparing-takkenshi.com/entry/2021/03/09/202703

ページ数も通常のテキストの約半分で、通読用としては最高の出来だと思う。

この教材以外にも、推薦に値する教材が2点あるので紹介しておきたい。まずはこれから。

どこでも学ぶ宅建士 出るとこポイント超整理(建築資料研究社/日建学院)

一問一答→分野別過去問の後にやる教材としては、これもかなりの出来だと思う。通読用ではなく「まとめ本」だが、これまで95%に到達している人ならば、2週間あれば大丈夫。

過去問の抜けを確認できれば、レ点を付けるなり、ページに付箋を貼るなどして知識を補充していってほしい。全部で200ページ強しかないので、負担も少なくて済む。

最後はこれだ。市販本ではないので推薦しようかどうか迷ったが、知識の抜け・周辺知識対策として役立つことは間違いないだろう。

宅建みやざき塾 超重要ポイントまとめ集

わずか107ページの中に、重要論点のほとんどが網羅されている希少価値の高いテキスト。

実は昨年11月に、宮嵜先生と名古屋で対談した直後に2020年版を郵送していただき、その内容の素晴らしさは熟知しているつもりだ。

市販本ではないので画像は控えるが、これを推薦している中学校教師のYouTube動画があったので、もし宜しければご覧いただきたい。

https://youtu.be/Vjwrp1mgzgw

この『超重要ポイントまとめ集』に興味のある方は、下記のSTORESで購入できると思うので、ご検討していただければ幸いである。

なお2021年版は、7月頃までに販売開始予定とのこと。それまで待った方が良さそうだ。

https://stores.jp/hashtag/%E3%81%BF%E3%82%84%E3%81%96%E3%81%8D%E5%A1%BE

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実力を可視化する

──チェックペンは有効か?

暗記ペンというものがある。教科書の重要語句に赤色でマーキングして、緑色の透明シートを上から被せるとその重要語句が黒くなって見えなくなる、というもの。

緑色や青色でマーキングして、赤色の透明シートを被せるタイプのものもある。

ゼブラから出ている「チェックペン」がその代表といっても良いだろう。

私の少年時代にそんな便利なものはなく、教科書の重要語句をまずノートに写し、2Bの鉛筆で教科書の用語を黒く塗り潰す。

そして黒く塗り潰された教科書を読みながら、ノートに書き写した用語をしおりで隠して覚えていく、という方法をとっていた。

手間はかかったが、この方法で定期テストは何とか乗り切ってきた。特に地理や歴史といった社会科で、その効果は最大限に発揮された。

社会を筆頭に、理科でもこの方法は有効だったが、数学や英語、国語では、あまり役に立ったという記憶がない。

暗記系の科目では有効だが、論理的思考力を必要とする教科には不向きなのだろう。そういう教科では、問題演習の方が効果的だった。

──チェックペンのデメリット

社会科の教科書の場合、チェックペンで塗り潰したところはある程度の正答率を出すことができる。できなかった用語の左上にレ点を付けておけば、視覚的にも判断が可能だ。

それでは宅建のテキストはどうだろうか?

以前に私は、Twitterに次のようなツイートをしたことがある。

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半分くらい遊び感覚でツイートしたものだが、タイプの異なるものを無理やり英数国理社に当てはめるとこんな感じになる。

ただ業法=社会だからといって、テキストの業法分野にチェックペンを使用しても効果は少ない気がする。社会と違って、ダイレクトに用語を答えさせる設問が皆無だからだ。

時間をかければかけるほど実力が向上するという意味で、業法=社会になるのだと。もちろん暗記的要素が強いといった側面もある。

近年の宅建テキストはカラフルなものが多く、かえってチェックペンは塗りにくい。2色刷りのテキストであっても、上記のような理由から、あまり効果的とはいえない。

用語を答えさせるのではなく、用語の意味を理解した方が点数に結び付きやすい。つまり暗記ではなく、内容を重視するということ。

とはいえ、35条や37条書面のように、覚えることが密集しているところでは有効なのかも知れない。要は、使い方次第なのだろう。

──実力は数値化しないと測れない

テキスト至上主義の受験生は、実力を数値化させた方がよい。テキストを読み込めば実力は付くだろうが、それだけでは、今の実力がどの程度なのかを判断できないからだ。

だからこそ、過去問はできるだけ早い時期に手を付けなければならないのである。

テキストを軽く読みながら、過去問ベースで構成された一問一答を解く。その際、各項目ごとに一問一答の正答率も記録しておく。

最初は正答率が60%でも、繰り返しているうちに80%→90%と上昇していく。

これが数値化であり、可視化なのだ。こうやって正答率が段々と上がっていけば、モチベーションだって維持できるはずだ。

正答率が95%以上になれば、現実的に合格が視野に入ってくるようになる。

漠然とテキストを読んでいるだけでは、この数値が見えてこない。数値が見えないから、実力が付いているのかどうか不安になる。

実力が可視化されないまま直前期を迎え、初めて解いた模試が25点だったら、合格はさすがに厳しいと言わざるを得ないだろう。

そうならないために、早めに自分の実力を知っておく必要があるのだ。まずは一問一答で自身の実力を測り、そこから限りなく100%の正答率に近付ける努力をする。

一問一答を終えたら、次は分野別過去問だ。

2021年度の合格プラン
https://www.paparing-takkenshi.com/entry/2021/03/19/191649

正答率を弾き出すことによって、今の実力が判る。立ち位置が把握できるようになる。

これこそが「実力を可視化する」理由であり、意義でもあるのだ。テキストだけでは可視化はできないし、実力が見えてこない。

テキストが不要だと言っているのではない。テキストと過去問はセットで考える。テキストだけの勉強がダメだと言っているのだ。

模試を除けば、一問一答の正答率、分野別過去問の正解率が日々の実力を知る尺度となる。

これらの正答率・正解率がともに95%を超えれば、実力が完成の域に近付いてきたといえ、合格圏内に入ったことを意味する。

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受験に向けての心構え

──短絡的な情報に惑わされるな

SNSなどに流れてくる情報に、宅建は

「100時間の勉強で合格できる」

「1ヶ月前から始めれば大丈夫」

などといったものがある。

どこまでが真実かは分からないが、少なくとも法律の初学者が、この時間(期間)内で一発合格するのはほぼ不可能と思ってよい。

権利関係のマスターだけで、それと同等か、それ以上の時間がかかるからだ。

これで合格が可能なのは、偏差値が高い大学の法学部出身か、司法試験の短答や司法書士試験に合格しているなど、民法の学習に時間を割く必要のない一部の受験生に限る。

上記のような情報を、部分的に参考にする程度ならまだしも、これからの学習の指針とすべくオールインしてしまうのはまずい。

仮にそれが真実であったとしても、合格者の1%とか、そういった特殊な例なのだ。一般の受験生が真似できるものではない。

通常、初学者が宅建合格に必要な学習時間は、少なく見積もって300時間。私は、過去のブログの中で400時間を主張している。

一日2時間で半年ちょっと。これが標準的な宅建合格に必要な学習時間だと思ってほしい。

4月1日から勉強をスタートさせると、丁度これくらいの時間(400時間)になる。

──たとえ少しでも毎日勉強する

私の経験上、2日以上勉強しない日が続くと、学習のリズムが崩れる。

一週間に1日だけ、勉強が順調に進まなかったときのために予備日を設けるのなら良いが、基本的には毎日続けてほしい。

継続は力なりというが、その通りである。

継続は力なり®️
https://www.paparing-takkenshi.com/entry/2020/01/29/001837

一日2時間以上が理想だが、超絶忙しかったり、体調の悪い日だってある。そんな日でも、何とか一日30分だけは勉強した方がよい。

私の場合、風邪で熱が38℃あっても、一日30分の勉強だけは死守した。

そして、その日の不足分は、週末の予備日で埋め合わせする。そのための予備日である。

ただし一日2時間だから、単純に週に14時間やればいい、というわけではない。平日にまったく勉強せずに、土日に各7時間ずつ、計14時間やれば同じ、とはならないのだ。

勉強にはリズムがあるから、そんな偏った学習では途中で頓挫するのがオチである。

とにかく2日以上の空白期間を作らない。これが3日、4日、、一週間となれば、リセットしてまた最初からやり直しである。

こんなんで合格できるはずがない。

極端な話、毎日勉強を継続できる人は合格し、できない人は不合格となる。

こう結論づけても過言ではないと思う。

──途中で教材を買い換えない

最初にこれを使うつもりで用意した教材は、途中で買い換えない方がよい。あまりにも自分には合わないと思った場合に限り、使い始めて2週間以内ならば買い換えてもいいと思う。

ただし、その時期が4月や5月ならまだしも、夏以降の買い換えは御法度である。

何がよい教材かを、早い段階で見極めることも大切だ。そのためには、ある程度の情報収集能力も必要ということだろう。

勉強期間中に、SNSにどっぷりというのはお勧めできないが、早い時期に、SNSで情報を収集することは十分に意義のあることである。

メイン教材を早い段階で決定し、あとはそれを極められるくらいに使い倒す。途中、隣の芝生が青く見えるかも知れないが、他人は他人、自分は自分である。

最初に決めた教材を、きちんと消化できるまで使い続けることも力だし、才能だと思う。

他人が使っている教材に頻繁に目移りするようでは、合格は遠のくばかりである。

──一問一答のマスターに全集中

私は自身のブログの中で、一問一答の重要性を何度も説いてきた。一問一答のマスターこそが短期合格のカギなのだと、、

四択の過去問を、一肢ずつ一問一答のように解いていくことも可能だが、できれば一問一答集として編集されている教材を使ってほしい。

というのも、四択の過去問には超レアな肢が混じっていることがあり、必ずしもすべての肢が重要とは限らないからだ。

それならば最初から、頻出かつ重要な肢のみで構成された一問一答集を使った方がよい。

一問一答は、単に正誤の判定をするだけではなく、なぜ正しいのか、どこが誤りなのかを明確にしておく必要がある。

誰かに説明できるくらいに、、

そこまで出来て、そのレベルにまで到達して、初めて一問一答を制したと言えるのだ。

とにかく一問一答の精度を高めて、最低でも正答率95%以上、できれば100%にする。そうすれば、次の四択過去問(分野別)への移行がスムーズに進む。怖いくらいに、、

一問一答を制することができれば、ほぼ8割方合格したようなものである。一問一答をマスターした人が、次の四択過去問ができなくて挫折したという例を私は知らない。

私が使っていたのは『パーフェクト宅建の一問一答』だったが、これをマスターした後に『ウォーク問』を初見で解いたときの正解率が、9割に達していたことは伝えておきたい。

時間比率でいえば、一問一答が7で、四択過去問が3といった感じだ。いや、私の場合、8対2くらいだったかも知れない。

それくらい一問一答が重要なのだ。

私のブログの読者の一人が、昨年、私と同じ勉強法で一問一答を消化したあとに分野別過去問に移ったら、初見の正解率が9割だったとブログのコメント欄で教えてくれた。

私とまったく同じである。

違いがあるとすれば、一問一答と分野別過去問が日建学院の書籍だったということ(注・LECのウォーク問も並行して使用した模様)。

ちなみにその読者の方は、昨年の10月試験を受けて、43点で合格したらしい。

一問一答のあとに分野別過去問に移る勉強法、すなわち「勝利の方程式」こそが、私が受験生の皆さんに一番に伝えたかったことである。

勝利の方程式とは?®️
https://www.paparing-takkenshi.com/entry/2020/02/11/011433

この読者の方も、その勉強法で合格した。

私や息子の健斗もそうだが、これを実践して合格した人たちが他に何人もいる。

まだまだ絶対数は少ないが、私の勉強法(勝利の方程式)が間違っていない、いや正しかったことの証左だと私は思っている。

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2021年度の合格プラン

──方程式を描く

4月初めから本試験までの大まかな計画(合格プラン)を提示しておきたい。

一応、独学者向けのものだが、資格スクールに通っている人や通信講座を利用されている方にもある程度は参考になるかと思う。

私の勉強法は、2段階のステップ方式である。

まずテキストと一問一答を用いた「第一段階」の勉強法、次いでテキストと分野別過去問を用いた「第二段階」の勉強法だ。

第二段階では、テキストは調べるために用い、分野別過去問集が学習の中心になる。

勝利の方程式とは?®️
https://www.paparing-takkenshi.com/entry/2020/02/11/011433

学習の時期は、第一段階が4~7月まで、第二段階が8~10月の本試験前まで。願書の提出が7月だから、それまでが第一段階で、提出した後が第二段階と考えてよい。

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一問一答と分野別過去問以外にも、予備校のオープン模試を受けたり、9~10月の直前期には市販模試を時間を計って解いたりする。

このプランに年度別過去問は不要。

テキストも重要だが、自分の実力を数値化(可視化)できないので、一問一答の正答率や分野別過去問の正解率を実力の尺度とする。

一問一答にしろ分野別過去問にしろ、95%以上の正答率・正解率をクリアすることが、合格圏に達しているかどうかの目安となる。

焼き直し率について考察する®️
https://www.paparing-takkenshi.com/entry/2020/02/15/115205

使用教材を個別具体的に見ていこう。

──第一段階の推薦教材

これらについては、今年に入ってからも何度か記事にした。改めて簡単に紹介しておく。

【初学者向けの推薦教材】

うかる!宅建士 速攻テキスト (日本経済新聞出版/駿台)
うかる!宅建士 一問一答+予想模試 (日本経済新聞出版/駿台)

テキストは「まとめボード」が随所に差し込まれていて、本文も非常に読みやすい。一問一答は、◯✕のすぐ横に赤文字の「一行解説」があって理解の助けになっている(1,234問)。

【リベンジ組向けの推薦教材】

パーフェクト宅建士 要点整理 (住宅新報出版)
パーフェクト宅建士 一問一答 (住宅新報出版)

テキストは、左ページが教科書で右ページが要点整理。図や表のまとまりの良さは秀逸。一問一答は、市販教材の中では最も歴史が古く、収録問題数も一番多い(1,283問)。

第一段階の教材としてはこれらがベストだが、テキストと一問一答を個別にみると、これら以外にも推薦したい教材がある。

〈上記以外の推薦テキスト〉

宅建士 出るとこ集中プログラム (中央経済社)

これも以前にブログで取り上げた吉野塾の吉野先生の力作だ。タイトル通り「出るとこ」に特化しているため、記述にムダがない。

ページ数も、他のメジャーなテキストの約半分で(340ページ)、通読向きといえる。

〈上記以外の推薦一問一答〉

どこでも学ぶ宅建士 チャレンジ重要一問一答 (建築資料研究社/日建)

昨年まで『重要肢攻略999』というタイトルで出版されていた一問一答集のリニューアル版。約800問の過去問の肢で構成されている。

B6サイズで厚みも感じさせないため、取っ付きやすさではナンバーワンだろう。

──第二段階の推薦教材

第一段階と違って、第二段階の推薦教材は定番化しており、ここ数年変わっていない。

【言わずと知れた定番教材】

どこでも宅建士 とらの巻 (東京リーガルマインド/LEC)
出る順宅建士 ウォーク問 過去問題集❶~❸ (東京リーガルマインド/LEC)

とらの巻の最大の特徴は、毎年4月1日に施行される法律に完全対応していることだ。メジャーなテキストでは唯一といってよい(注・とらの巻の2021年版は5月下旬に発売予定)。

分野別過去問の最高峰『ウォーク問』は、平成以降の頻出・重要過去問を550題セレクトしてあり、受験生の信頼度は折り紙付きである。

〈上記以外で推薦できる分野別過去問〉

スッキリとける宅建士 論点別12年 過去問題集 (TAC出版)

分野別なのに1冊本である(5つに分解可)。ウォーク問と違って、直近12年分の過去問が、民法改正で成り立たなくなった問題等を除きすべて収められている。収録問題数は約580題。

──その他の推薦教材

これまで「第一段階」と「第二段階」の推薦教材を紹介してきたが、第一段階に入る前に、人によってはこれが必要な場合もある。

これだけ!まんが宅建士 (建築資料研究社/日建)

宅建関連のまんが本もいくつか出ているが、それらの中で最も出来がよく、完成度も高いのがこれである。初学者が本格的なテキストに入る前の「導入本」といった位置付けだ。

テキストを使わずに、このまんが本と過去問だけで合格した人がいることは特筆に値する。

──権利が先か、業法が先か?

昔からこの議論は尽きないが、予備校の講師陣の大半は「権利関係」から始めることを勧めている。私もその点は同意である。

宅建合格に必要な勉強時間は、諸説あるが、私は最低400時間だと思っている。その内訳は、権利が200時間、業法が100時間、法令・税その他が100時間といったところだ。

権利関係だけで半分の200時間を占める。権利の配点は、全体の28%に過ぎないのに、、

そういった費用対効果の悪さも、権利を勉強から遠ざけている原因の一つだと思う。

とはいえ、時間に余裕がある夏前までに、権利は一通り仕上げておく必要がある。宅建試験の高得点化が叫ばれている今、権利を捨て科目にすることはできないからだ。

業法、法令はできて当たり前。権利が合否のカギを握っている、といっても過言ではない。

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きっかけと決断力

──私がブログを始めた理由

平成22年度に私は宅建試験に合格し、すでに10年以上の歳月が流れている。その間にも、私は宅建試験の動向を注視してきた。

途中、息子の健斗が平成26年度の宅建試験に合格した傍ら、私は3度の病に見舞われた。敗血症による2週間の入院、胆のう摘出手術、腸閉塞(イレウス)による緊急手術など。

どれも命に関わる大病だった。特にイレウスでは、あと1時間手術が遅れていたら、命が危なかったと後に主治医に言われた。

会社の健康診断でも、この事実を記載した問診票を見た担当医が目を白黒させるほどだ。

私が宅建ブログを始めたのは、独学受験生の合格へのアシストをしたい、いつ死んでもおかしくない私が、生きていた証を何らかの形で残しておきたい。そう思ったからだ。

幸いなことに、息子の健斗は、小6で宅建合格という最年少記録保持者だった。当時、読売新聞や中日新聞などにも取り上げられ、宅建界隈では比較的名の知られた存在だった。

https://takken-job.com/column/takken-youngest/

普通にブログを始めたところで、恐らく誰も読んでくれない。内容が伴わなければ尚更だ。読んでもらえるまでには時間がかかる。早くても半年、場合によって数年、、

だから私は、健斗に提案した。

「最年少合格者の父を名乗っても良いか」

と。健斗は、

「全然OKだよ」

と笑顔で承諾してくれた。

よほどの文才でもない限り、まったく無名の宅建合格者がブログを始めたところで、芽が出る保証はない。いつか芽が出ればまだ良いが、芽が出ないまま終わるかも知れない。

だとしたら、少しでも可能性のある方に賭けてみたい。一応、私が息子の宅建合格を手助けした自負もある。

勉強法も、ある程度は確立している。そして何より、生きた証を残したい。

最初のうちは、史上最年少合格者の父という肩書きで注意を引く。しかし、やがてその肩書きを外し、ブログ記事の内容で勝負できるブロガーになりたいと思っていた。

勉強法には自信がある。それを少しずつ浸透させていければ、という目論見だった。

それでも一定数の批判はあった。一番多かったのは「子どもをダシに使うな」だった。だがそういった批判も、私は甘んじて受け入れた。

いつか必ず、ブログの内容自体を評価してもらえるようになる。私の勉強法を実践した受験生が、次々に合格していく様子を見届けられるようになる。そんな日が絶対にくる。

そう信じて、私は宅建ブログを続けてきた。

──決断力が合格をあと押しする

資格試験を目指している人ならば、たとえギリギリであっても合格したいと思うだろう。だが結果は、無情にも2つに分かれる。

努力した人が合格するとは限らないし、時間が合格を保証してくれるわけでもない。

大手資格スクールに入れば合格率は上がるが、それでも100%合格にはならない。せいぜい50%から70%といったところ。

では合格者と不合格者の一番の違いは何か?

それは、「絶対に合格するんだ」という鋼のような強い意思があるかないか、だと私は思っている。合格したいな、合格できたら良いな、といった豆腐メンタルではダメ。

合格できなければ人生終わりだ、くらいの気持ちの強さ(危機感)が必要だということ。

たかが宅建でそこまでは、と思うだろうか?

近年の宅建試験は、片手間の勉強ではまず受からない。受験生レベルも上がっている。よほど地頭がいい人でもない限り、テキストや過去問を1、2周した程度では合格しないのだ。

過去問は最低でも5周、正解率95%以上を達成できて、ようやく合格ゾーンに到達する。合格ではなく、合格ゾーンである。合格レベルにある受験生たちと競い合えるという意味だ。

95%以上が合格ゾーン®️
https://www.paparing-takkenshi.com/entry/2020/02/14/202428

あくまでも私の感覚だが、過去問の正解率に対して、実際に合格できる率はこんなところ。

過去問の正解率100%→90%以上合格
   〃   95%→70~80%合格
   〃   90%→50~60%合格
   〃   80%→20~30%合格

一昨年のことだが、過去問は「正解率90%も必要ない」とTwitterで豪語していた人がいたが、予想どおり、その人は合格できなかった。

意識レベルの高い人は、95%は当たり前。限りなく100%に近付こうとする。それは強靭な意思の強さ=決断力がないとムリな話だ。

メンタル的に90%以上はキツいと思っている段階で、そもそも決断力が足りていない。

ギリギリでの合格を狙っていてもダメ。それでは合格点より3~5点ほど下になってしまう。

要領よく、合格点スレスレで合格できればよいが、始めから合格点付近を狙っていたのでは十中八九落ちるだろう。

できるだけ少ない学習で、合格最低点を目指して勉強している省エネ型の受験生がいる限り、この悲劇はあとを絶たない。

宅建試験の高得点化が叫ばれているが、ならば尚更、目標設定は高めに置くこと。最低40点以上。できれば42点くらいに設定する。

一昔前のように、36点くらいの目標設定では合格は厳しい。これも意識の問題だ。

今年、宅建試験を受ける予定の人は「絶対に合格するんだ」と心に誓い、決断してほしい。そして過去問の正解率95%以上を達成する。

それらをクリアできれば、自然と合格が見えてくる。合格が現実味を帯びてくる。

あとは本試験に向けて突き進むだけだ。

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宅建士 出るとこ集中プログラム

──吉野先生からのメッセージ

3月3日の午前、吉野塾の吉野先生ご本人から私宛にDMが届いた。

「ご迷惑でなければ、摂書(宅建士 出るとこ集中プログラム)をお送りさせて頂こうかと思うのですが、いかがでしょうか?」

突然のご連絡に私は驚いた。実は昨年、書店で吉野先生の著書を手に取り、ギリギリまで買おうかどうか迷ったことがあったのだ。

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吉野先生と私は、Twitterで相互フォローになってから一年半ほどになる。私のブログ(史上最年少合格へ⑦)を読んでくれ、メッセージをいただいたことがきっかけだった。

そんな吉野先生から、ご自身が執筆された『宅建士 出るとこ集中プログラム』の2021年版を送ってくれるというのだ。吉野塾のメインテキストでもあるらしい。

私は快く承諾し、私の住所と氏名をDMで吉野先生に伝えた。まだ発売前だったので、納品され次第、郵送していただけるとのことだった。

この件を「私のブログで紹介させていただくことは可能でしょうか」という私の要望も快く聞き入れてくださり、今回、ブログ記事を手掛けることになったわけだ。

──シンプルかつ無駄のないテキスト

3月8日(月)の夜7時ごろ、自宅に帰った私は、郵便受けに荷物が入っていることを確認。

家の中で封を開けてみると、そこには吉野先生のA4用紙のメッセージと共に『宅建士 出るとこ集中プログラム』の2021年版+吉野塾のミニタオルが入っていた。

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早速、吉野先生にお礼のメッセージを送り、ご著書を拝見することにした。表紙を開くと、そこには「パパリンさんへ」で始まる吉野先生直筆のサインが記されていた。

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この先のページは、著作権の問題があるので画像はお見せできないが、「本書の使い方」と題して、直近5年間の宅建試験で『宅建士 出るとこ集中プログラム』を利用した場合にどれだけ得点できたかが箇条書きされていた。

そのすべての年度で、40~42点の得点がデータ上可能だったことが記されていたのだ。これは大変興味深いデータだった。

というのも、通常の宅建テキストは、概ね500~700ページほどである。対して『宅建士 出るとこ集中プログラム』は、それらよりはるかにシンプルで340ページしかない。

この分量で、40点以上得点できる情報量が収められていることが凄いのである。

かといって、細かい記述がところ狭しとぎゅうぎゅうに敷き詰められているわけではない。他のテキストと比べても、1ページあたりの記述量はどちらかというと少ない方だ。

にもかかわらず、なぜこの情報量で40点以上の得点が可能になるのか?

それだけ試験に出るところに特化し、無駄な記述を極限まで削ぎ落としたからに違いない。まさに「出るとこ集中プログラム」である。

全部で66セクションで成り立っているが、各セクションの終わりに、3~5問程度の重要過去問から抜粋した「◯✕一問一答」が置かれていて、知識の確認に役立つよう工夫されている。

A5サイズで、黒と青の2色刷りだ。

──過去問学習のデメリット

近年の宅建試験は、過去問演習だけでは合格は厳しいと言われる。それだけだと知識が断片的になり、どうしても抜けが生じてしまう。

だからテキストをしっかり読み込んで、過去問で問われた論点だけではなく、その周辺知識も身に付けなければならないのだと。

だがここで一つの疑問が生じる。過去問中心の学習では、確かに抜けが生じてしまう。しかしその抜けというのは、そんなに高度なものなのか。基礎レベルを超えたものなのか?

例えば、合格するためには1~10までの知識が必要で、過去問で1~3、5~7、9、10の情報が得られたとする。この場合、足りない知識は、4と8ということになる。

その4と8の知識というのは、実はそれほど高度なものではない。ほとんどのテキストに記載されているような基礎知識に過ぎないのだ。

そのことに気が付けば、過去問中心の学習をしてきた受験生がやるべきことが見えてくる。

分厚いテキストを隅々まで読み込むような学習はまったく必要なく、もっとベーシックで厚みのないテキストで基礎知識を補完する。それで4と8の不足分は十分に補えるのだ。

そして、その条件に最もふさわしいと思われるテキストが、吉野先生の『宅建士 出るとこ集中プログラム』なのである。

時間に限りのある受験生にとって、他の市販テキストは、費用対効果の面からみてもクエスチョンマークが付く。もちろん調べるために用いることは有益だが、通読には向かない。

そもそも、500ページ以上ある宅建テキストを、何度も通読できる受験生はほとんどいない。だから必然的に、過去問に比重を置いた学習にならざるを得ないのだ。

その点、『宅建士 出るとこ集中プログラム』ならページ数が少ないため、何度でも周回させられる。通読が苦行ではなくなる。

現在、一問一答や分野別過去問を学習する傍らに使っているテキストは、そのまま使った方がよい。両者がリンクしているのなら尚更だ。

しかし過去問学習が仕上がってきた段階で、過去問の抜けを埋め合わせするためにテキストを通読しようとした場合、分厚いテキストでは荷が重いし、かかる時間も膨大だ。

合格者と不合格者の違いは、難問が解けたか解けなかったかではない。いかに基本的な問題を得点できたかどうか、である。

基本問題を取りこぼさなかった人は合格し、取りこぼした人は不合格となる。だからこそ『宅建士 出るとこ集中プログラム』のように、基礎分野に特化したテキストに価値があるのだ。

吉野塾の塾生だけではなく、一般の宅建受験生にもお薦めしたいテキストである。



分野別過去問集(2021)

──はじめに

年度別過去問集の市販本は、ほとんどの場合、10~12年分の過去問が収められている。数にして500~600問(題)くらいである。

対して「分野別過去問集」は、理由は不明だが二極化が進行中である。11~13年分の大容量タイプと、5~6年分のコンパクトタイプだ。

大容量タイプは、収録問題数が550~650問と充実しており、コンパクトタイプは、250~300問と大容量タイプの半分ほどである。

中間の7~10年分が見当たらないが、これは不思議な現象だと思う(昨年は日建の『どこでも過去問』3冊が直近10年分の過去問を収録していたが、今年から300問へと数が減った)。

かねてより私は、分野別でも10年分以上の問題数は必要だと訴えてきたので、大容量タイプを中心に解説していきたい。

このタイプの分野別過去問集は、メジャーなものは現在3種類しかなく、既出の「一問一答式を斬る」に倣って◎◯△を付しておいた。

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──大容量タイプをランク付け

出る順宅建士 ウォーク問 過去問題集❶~❸ (東京リーガルマインド/LEC)

言わずと知れた分野別過去問集の最高峰『ウォーク問』である。❶権利関係が169問、❷宅建業法が180問、❸法令上の制限・税・その他が201問で、合計550問の過去問が収めてある。

直近10~12年間に縛られず、平成以降のすべての過去問の中から、外すことのできない頻出・重要問題をピックアップしてある。

奇問、悪問の類いは含まれていない。LECは法律系の大手予備校で、ウォーク問の歴史も30年以上と長く、信頼度はピカイチだ。

問題の重要度に応じて、特A、A、B、Cの4段階に分けられている。右ページに設問、その裏側が答えと解説というレイアウトで、そこだけは賛否が分かれるところだろう。

答えが✕の問題のみ、通常の解説の上に太字の黒文字で「一行解説」が置かれている。B6サイズの小型版で3分冊になっており、外出時の持ち運びにも便利である。単色刷り。

スッキリとける宅建士 論点別12年 過去問題集 (TAC出版)

一見、年度別過去問集のように見えるが「分野別過去問集」である。上記のウォーク問と違って1冊本だが、本を5つにばらすことができ、そのうちの1つは昨年10月の本試験問題だ。

上下2段で構成されており、左ページが設問で右ページが答えと解説である。ウォーク問と比べると、解説はややあっさりしているが、紙面は見やすい。一行解説はない。

直近12年分の過去問が、法改正によって成り立たなくなった権利関係の一部と一昨年以前の統計問題を除き、すべて収められている。

問題数は、昨年10月試験分を含めて約580問。A5サイズの2色刷り。

上記『ウォーク問』のレイアウトに違和感を覚えた人は、こちらを使っても良いと思う。1冊本なのに、問題数はウォーク問より若干多い。

過去問宅建塾❶~❸ (宅建学院)

テキストに『らくらく宅建塾』を使用している人は、分野別にこちらを選択しても構わないと思う。一応、両者はリンクしているからだ。

左ページに設問、右ページに答えと解説というレイアウトは上記TACと同じだが、上下2段にはなってなく、見開き2ページで問題1つ分という構成である。2色刷りで一行解説はない。

TACと同じA5サイズではあるが、分野別に3冊に分かれている。収録問題数は3冊とも200問余りで、合計では約650問と一番多い。

ただ本の大きさと収録問題数の多さからくる外観上の威圧感があり、途中で挫折する人も少なくない。解説部分に妙な語呂合わせが載っているなど、らくらく信者以外は使いにくい。

──コンパクトな分野別過去問集

過去問5~6年分のコンパクトタイプは、時間のない人向けだろう。余裕を持って合格したいのなら、10年分以上は必須だと思う。

ただし、駿台かパーフェクトのように1,200問以上ある「一問一答集」をマスターした後なら、あるいは使用してもよいかも知れない。

一問一答800問→分野別過去問300問で合格する人もいるとは思うが、やや心もとない。さすがに40点以上での合格は厳しいかと、、

コンパクトタイプの代表的なものとして、ユーキャンのテーマ別(250問+実力チェック模試)や合格のトリセツ(300問)、みんなが欲しかったの論点別(約310問)などがあるが、私がオススメしたいのは次の3冊である。

わかって(合格)る宅建士 分野別過去問題集 (TAC出版)

収録問題数は305問、A5サイズの2色刷り。一行解説あり(権利のすべて+それ以外の一部)。

複雑な権利関係には、設問の下に「図解」が用意されており、理解の助けになる。また解説の下には「ここがポイント」と題して重要論点が整理されており、実践的だ。

どこでも学ぶ宅建士 テーマ別厳選過去問 (建築資料研究所/日建)

昨年まで『どこでも過去問』として3分冊で発売されていたが、収録問題数を480問→300問に減らして1冊本として再編集したもの。

問題数は減ったが「一行解説」があり、長所は引き継がれている。A5サイズの2色刷り。

パーフェクト宅建士 分野別過去問題集 (住宅新報出版)

有名な「パーフェクト」シリーズの分野別過去問集。300問あり、A5サイズの2色刷りだ。

上記2冊に比べるとやや地味だが、本来の解説とは別に、赤文字の「一行解説」が置かれるなど使い勝手はよく、歴史も古い。